薬局体験アシスタント「Musubi」、電子処方箋に順次対応
カケハシは1月31日、薬局体験アシスタント「Musubi」が2月以降、電子処方箋に順次対応することを発表した。
第1弾として、ウィーメックスが提供する保険薬局向けコンピューター「Pharnes」シリーズと電子処方箋の連携を開始した。
厚生労働省が推進する電子処方箋の運用が2023年1月にスタートした。電子処方箋の活用で患者の処方・調剤情報はクラウド上に保管・蓄積され、患者が利用した全国の医療機関と薬局における処方・調剤情報を医師や薬剤師が参照可能となる。
一方で、電子処方箋の情報連携はレセプトコンピューターに接続されたオンライン請求ネットワークを経由する仕様で、多くの別体型電子薬歴には電子処方箋およびオンライン資格確認システムの情報が連携されておらず、レセコンと別体型電子薬歴に調剤結果を二重登録する手間が発生していたという。
Musubiでは、Pharnesシリーズとの取り組みを皮切りに、他社システムとも積極的に連携していくことで、薬剤師による効率的かつ正確な調剤を支援し、シームレスな医療DXを推進していくとしている。
具体的には今回の連携で、Musubiに調剤結果を記録するだけで、レセコンを経由して電子処方箋管理サービスにも同様の情報が登録される(サービス提供時期は2月以降を予定)。
さらに、オンライン資格確認ファイル・電子処方箋ファイルの連携に関する標準仕様がJAHISより公開され次第、Musubiへの情報取り込みおよび表示・参照機能の開発を段階的に進めていくという。