楽天グループは2024年1月26日、楽天市場の出店者向けイベント「楽天新春カンファレンス2024」を開催。同社の三木谷浩史会長兼社長が基調講演をした。
三木谷会長は、楽天モバイルの契約者が600万件を超え、モバイルを契約したユーザーは楽天市場など他のサービスを多く使うため、流通総額も増えているという点をアピールした。
ただ、楽天モバイル事業に関しては、全国での基地局建設などの設備投資がかさみ、いまだに楽天グループ全体における収益の足を引っ張っている状態だ。しかし、2023年に開始した「最強プラン」によって、解約率も低下し、法人を中心に新規契約者も毎月20万件ペースで獲得。悲願であったプラチナバンドも総務省から割り当てられ、今年5月にも開始する目処が立っている。
あとは損益分岐点である800〜1000万契約を早期に獲得するために邁進すればいいという状態になった。
そんななか、三木谷会長がモバイルの次に注力しはじめたのが「AI」だ。しかも、基調講演でやたらと「アマゾンにはないAI」をアピールしていたのが印象的だった。
この連載の記事
-
第216回
トピックス
総務省の“アップルつぶし”か スマホ下取り価格規制 -
第215回
トピックス
クアルコム、経済圏拡大に“邪魔者” アームとの対立深まる -
第214回
トピックス
ドコモよりauとソフトバンクの体感品質が上がっている事実 -
第213回
トピックス
総務省がソフトバンクを刺しに来た? もう割引規制なんて撤廃すべきだ -
第212回
トピックス
「折りたたみスマホ」いまだに低調 欲しいと思える「何か」が足りない -
第211回
トピックス
KDDIローソン、狙いは“学生” 「無料ギガ」と「吊るし」でアピール -
第210回
iPhone
アップル「iPhone 16」シリーズ、オススメはこの2つ -
第209回
トピックス
スマホがどこでも買える今、ソフトバンクの“英断”は理にかなっている -
第208回
トピックス
通信品質の低下が指摘されるドコモ、大規模イベントで驚きの対策 -
第207回
トピックス
楽天モバイル好調のワケ 「三木谷キャンペーン」が金脈に -
第206回
トピックス
NTTドコモ「dアカウント」一から作り直した方がいいのでは - この連載の一覧へ