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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第461回

山根博士のグロスマレビュー

Nothing Phone風の「Infinix GT10 Pro」は価格を抑えたゲーミングスマホ

2024年01月05日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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◆1億画素カメラだけの割り切り設計

 GT 10 Proのカメラはメインが1億800万画素 1/1.67インチ f/1.8、残りの2つは200万画素のマクロと200万画素の深度測定用だ。実質シングルカメラと言える、かなり割り切った構成といえる。広角カメラがないのがやや不便ではあるが、ゲーム主体のモデルと考えれば不満はあまり出ないだろうか。

 なお、LEDのリングライトはかなり強力に光る。新興国では懐中電灯代わりだけではなく、時には暗い室内を照らす、簡易ライトとして使うことも考慮されているとのことだ。

ゲーミング

1億800万画素を含むトリプルカメラを搭載。LEDライトはかなり強く光る

 カメラのUIもシンプルであり、写真の倍率は等倍と2倍が表示されており、デジタルでは最大10倍までの撮影に対応する。写真モードは全画面動画撮影対応のFilm、最大4K撮影対応のVideo、AI CAM、美顔モードを備えるBeauty、ボケ写真撮影用のPortrait、そしてほかのモードを集めたMoreとなる。ProモードはMoreの中にあり、高画質撮影はこちらから行なう。

ゲーミング

カメラのUI、More内の各種モード。設定画面

 以下、作例を紹介しよう。

ゲーミング

等倍標準(1200万画素)。AIを活かして強めの発色になっている

ゲーミング

デジタル2倍。等倍同様に鮮やかな色合いの仕上げだ

ゲーミング

ポートレート・ボケ最大。深度測定カメラを搭載しているのでボケ効果は大きい

ゲーミング

近距離撮影(等倍)。マクロがなくともある程度近寄れる

【まとめ】ゲーミングスマホとしてはお買い得なお値段が魅力

 GT 10 Proの性能は価格相応であり、背面のサイバーパンクなデザインは他社の高価なゲーミングスマートフォンにもない独特の世界観を味わえる。ゲーミングモデルというよりもファッション端末として持つのも良さそうだ。

 新興国の若い世代を狙った広告展開もされており、Infinixのブランド価値を高める製品になるだろう。日本で見ることはなかなか難しいが、インドやアフリカではこのようなスマートフォンが大きな話題になっていることを知ってほしい。

ゲーミング

デザインで選びたくなるスマホだ

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