このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第342回
山根博士のグロスマレビュー
ハイデザインのインド製5Gスマホ「Infinix Zero 5G」を使ってみた
2022年03月25日 12時00分更新
メイドインインドの5Gスマホが登場
インドや新興国で展開されているスマートフォンブランド「Infinix」は中国のTranssion Holdings(伝音科技)が製造販売を行なっている。そのInfinixの上位モデル「Zero 5G」はInfinix初の5Gスマートフォンだ。しかも製造国は中国ではなくインド。つまり「インドで作り、インドで売られる初めての5Gスマートフォン」なのである。今や中国製のスマートフォンは世界中で販売されており、品質も高い。その中国製に挑もうと、次はインドから高性能なスマートフォンが登場したのだ。
Zero 5Gの主なスペックはチップセットにMediaTekのDimensity 900を採用、メモリーが8GB(LPDDR5)、ストレージは128GB(UFS 3.1)、microSDカードでストレージの拡張が可能だ。また、メモリーが不足しているときはストレージから5GBを使用し、合計13GBに拡張できる機能も搭載している。
ディスプレーは6.78型(2460×1080ドット)でリフレッシュレートは120Hz、フロントカメラはパンチホール式の1600万画素を搭載している。5Gの対応バンドはn1/n28/n38/n41/n77/n78/n79。
背面は光沢仕上げで指紋の跡がやや目立つが、高級感を出すためにあえてこの仕上げとしたのだろう。メーカー名の横には誇らしげに「5G」の文字が目立つ。またカメラ部分にも「A」の文字を入れ、高性能であることをアピールしている。カメラは4800万画素+1300万画素+200万画素のトリプル構成だ。
本体サイズは約76.5×168.7×8.8mm。なお指紋認証センサーはディスプレー埋め込みではなく側面に配置される。重量は199gで、200gをギリギリ切る設計にしたのは評価できる。SIMカードスロットは反対側の側面に備えている。
Zero 5GはInfinixとしてはハイエンドモデルだが、本体底部には3.5mmヘッドフォンジャックも備える。おそらくインドではBluetoothヘッドフォンよりもまだまだ有線ヘッドフォンが好まれるとの判断だろう。ディスプレーはフラットタイプだが、側面フレームよりも上に乗せるデザインにすることで、ベゼルを狭く見せている。
OSのベースはAndroid 11で、Infinix独自のUIを搭載したXOS(バージョン10)を搭載している。ちなみにXOSは2015年からInfinixが採用しているもの。ホーム画面のサイドから内側にスワイプすると、よく使うアプリを呼び出すショートカットパネルを開くことができる。またホーム画面に直接アプリのフォルダを作ることが可能で、フォルダはアイコンが2×2の表示となる。フォルダ内のアイコンが5つ以上になると、右下のアイコンがスタックしたデザインとなり、タップするとフォルダ内のアイコンすべてを表示する。
この連載の記事
-
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した -
第465回
スマホ
小型ボディーにAI機能を詰め込んだ「Galaxy S24」の実力をグローバル版で体験 -
第464回
スマホ
3万円以下でFeliCaも搭載で機能十分な「OPPO A79 5G」は2台目スマホに重宝しそう -
第463回
スマホ
美しいボディーに可変色ライト、vivo「V29」はポートレート撮影のためのスマホ! -
第462回
スマホ
AI性能を高めた超高性能スマホ「Galaxy S24 Ultra」海外版でAIを使い倒した -
第461回
スマホ
Nothing Phone風の「Infinix GT10 Pro」は価格を抑えたゲーミングスマホ -
第460回
ウェアラブル
メガネ型ワイヤレスイヤホン「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」はファッションアイテムとしても優秀 -
第459回
スマホ
100倍望遠も夜景も実用的な「vivo X100 Pro」は2023年最強のカメラスマホ! - この連載の一覧へ