TriOrb BASE進化、新たな自律移動ソフトウェア群をリリース
TriOrbは12月に、自社開発の全方向移動プラットフォーム「TriOrb BASE」の機能を活かすための新しい自律移動ソフトウェア群をリリースした。
TriOrb BASEは、従来の全方向移動機構を一新する、移動プラットフォーム。コンパクトな設計にもかかわらず、驚異的な走破性と優れた移動性能を実現。
またシンプルな構造も特徴で、この設計により、メンテナンスが格段に簡単になり、長期的な運用コストの削減にも貢献している。
今回の新しい自律移動ソフトウェア群は、3つの主要な機能で構成され、各機能はユーザーの環境に最適化するためのカスタマイズができる。
具体的には自社開発のVisual SLAM技術を用いて、ロボットは周囲の環境を高精度に認識し、環境地図を構築。4方向の5つのカメラを使用することで、位置推定の精度が格段に向上し、誤差1cm以下の精密な位置決めが可能だという。これにより、複雑な環境でも高度なナビゲーションが実現できる。
またA*アルゴリズムをベースとした独自の経路生成ソフトウェアにより、最適かつ効率的な経路が生成可能。本ソフトウェアは、障害物が存在する場合の迅速な再経路生成にも対応し、柔軟な運行計画を可能にする。
さらに4方向のカメラと距離センサーを活用することで、障害物や走行可能領域、歩行者の検出が可能となった。