京都大学・プラットフォーム学 連続セミナーVol.25「多様化する学びとプラットフォーム学」
個々の「学び」はどこへ向かうのか、いま起こっている変化の分析と未来を展望する京都大学セミナー開催のお知らせ(12月21日参加費無料)
2023年12月14日 11時30分更新
本連続セミナーは、京都大学「プラットフォーム学卓越大学院プログラム」が主催し、角川アスキー総合研究所の運営協力によって実施しています。
京都大学「プラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として定期的に展開している。その第25回が12月21日(木)に開催される。第25回のセミナーでは、多様化する「学び」をテーマに取り上げる。
個々の「学び」はどこへ向かうのか、いま起こっている変化の分析と未来への展望
今回のセミナーは、新しいタイプの通信制高校の出現やスマホやタブレットの機能を活かしたICTツールの浸透により、変わりゆく「学び」を取り上げる。
パソコンやスマートフォン、タブレットの進化により、高性能なデバイスが手に入りやすくなり、教育現場や学びの場での活用が広まった。また、高速で常時接続が可能なインターネット回線と無線LANの整備により、学校や個人のオンライン学習環境はさらに進化している。
このような技術的要因は、個人単位に個別最適化したカリキュラムなど多様化する社会に則した学習環境の進展をもたらし、ルールベース等で、個々人の学習の進捗状況、得意不得意に合わせた学習プログラムの設定や課題の提示を実現させた。さらにAIをはじめとする先進技術の発展により、個々人の習熟度や能力に合わせた学習カリキュラムや自動採点が可能となり、効果的な学習活動が実現される。ARやVRを活用した調べ学習や疑似体験は、より具体的で効率的な学びにつながるだろう。また、データ収集や分析により、個々人の学習履歴や指導内容を迅速に把握し、より効果的な指導が行われることも期待される。
しかし、指導する側のICT活用力や子どもの学力低下や教育機会の均等性、教育格差の是正といった課題も依然として残っている。多様化する学びの現状と未来への展望について、新しいタイプの通信制高校の取り組みや、個々人に最適化された学びのツールやサービスの現状からせまる。
参加無料で申し込みはセミナー開催当日の12月21日(木)正午まで受け付けている。
京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.25】イベント詳細
・イベント名:多様化する学びとプラットフォーム学 ~学び方の選択肢を増やすデジタル戦略とは~
・開催:2023年12月21日(木)16時45分~18時45分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院プログラム
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから
登壇者一覧
株式会社リクルート
プロダクト統括本部 プロダクトマネジメント統括室、販促領域プロダクトマネジメント室(まなび)室長、販促領域プロダクトマネジメント室(マリッジ&ファミリー・自動車)室長、Quipper Philippines Indnesia取締役
池田脩太郎氏
京都大学卒業後、2009年に入社。『進学事典』の高校渉外、商品企画を経て、2011年『受験サプリ』(現『スタディサプリ』)起案チームの一員として新規事業開発コンテストNew Ringでグランプリを受賞。以来、スタディサプリの事業化に従事し、新規営業組織の立ち上げやBtoB SaaSプロダクト、進学情報メディア事業の責任者を担当。海外Quipper社の代表取締役を経て、現職。
角川ドワンゴ学園
経験学習部 事業開発課 課長
出雲路敬行氏
広告会社勤務を経て、2019年より学園にて学習教材企画・制作ディレクターとしてN高等学校・S高等学校・N中等部の生徒向けPBL教材の制作を担当。企業との連携を図りながらPBL教材を制作し、2020年にGOODDESIGN賞を受賞。その後、事業開発課として学園だけでなくZEN大学(仮称・設置認可申請中)を含め、学習プログラムや生徒活動と企業・自治体との連携事業をプロデュースしている。
京都大学
プラットフォーム学卓越大学院プログラムコーディネーター
原田博司教授
京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250 件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUN は、全世界で数千万台導入されている。