このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第456回
山根博士のグロスマレビュー
高倍率望遠カメラ搭載のハイスペックスマホOPPO「Reno10 Pro+ 5G」は日本版とちょっと違う
2023年12月15日 12時00分更新
◆望遠やボケを自在に楽しめるカメラ
今回は試用時間がわずかだったため、カメラのテストも特徴的な撮影をするに留まった。カメラのUIは同じColorOSのReno10 Pro 5Gと変わらないが、Reno10 Pro+ 5Gは望遠が3倍になったことから、写真モードでの倍率切替も「0.6-1-3-6」となっている。また、ナイトモードでも同倍率でのワンタッチの切り替えが可能だ。
デジタル望遠はReno10 Pro 5Gは20倍までだが、Reno10 Pro+ 5Gでは120倍とかなりの高倍率が利用できる。画質は落ちるため記録用途程度になるものの、遠くの被写体を残しておきたいときなど便利だろう。高倍率時は画面右上に全体構図も見えるので使いやすい。ビデオは4Kの60fpsまでに対応した。
さらにその他モードから高画質を選ぶと、最大5倍まで5000万画素相当での撮影も可能だ。
以下はカメラの作例だ。Reno10 Pro 5Gと広角、超広角の基本性能は変わらないため、撮影は簡単に行なった。
【まとめ】高性能と高倍率望遠でグローバルでも戦える競争力
Reno10 Pro+ 5Gは高性能チップセットと高倍率望遠を搭載しており、他社のフラッグシップモデルの下位モデルに十分並ぶ性能を有していると言えるだろう。海外での価格は日本円で10万円台前半であり価格競争力も十分にある。グローバル市場では折りたたみモデルの「Find N」シリーズを大々的に展開しており、ストレート形状の標準モデルとしてはこのReno10 Pro+ 5Gが事実上の最上位モデルともいえるだろう。
日本市場には価格性能比を考えReno10 Pro 5Gが投入されたと考えられるが、今後OPPOのブランド力アップやカメラ性能の高さをアピールするためにも、Reno10 Pro+ 5Gのような上位モデルもぜひ販売してほしい。
この連載の記事
-
第482回
スマホ
6万4000円の低価格折りたたみスマホ「Blackview Hero 10」は普段使いなら問題ナシで使いやすい -
第481回
スマホ
「ROG Phone 8 Pro」は性能が良いにもほどがある! 日常使いもゲーミング機能も超充実 -
第480回
スマホ
強力なAI機能を備える「Pixel 8a」、1万円の値上がりもコスパは健在 -
第479回
スマホ
祝日本上陸! ライカカメラ搭載「Xiaomi 14 Ultra」ならエモい写真が撮り放題だ -
第478回
スマホ
「Zenfone 11 Ultra」は大型化路線! それは多くのニーズを満たすスマホへの進化 -
第477回
スマホ
ゲーミングスマホの領域を超えた! カメラ性能も大幅強化のASUS「ROG Phone 8」 海外版を一足先にチェック! -
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ - この連載の一覧へ