NEC、社内基幹システムに企業向けソフトウェア・アプリケーション定着化ソリューション「Pendo」を導入し、その効果を確認
日本電気株式会社
~今後、導入により得た知見を元に「Pendo」販売を強化し、お客様のDX推進をサポート~
NECは、企業向けにソフトウェア・アプリケーションの定着化ソリューションを提供している米国Pendo.io Inc.(注、以下 Pendo社)のソフトウェア「Pendo」を今年度段階的に複数の社内基幹システムに導入しました。 NECでは「Pendo」の販売を行っており、自身をゼロ番目のクライアントとして最先端のテクノロジーを実践する「クライアントゼロ」の考え方のもと、社内システムに「Pendo」を幅広く展開し、業務システムの定着化に向け、その効果を確認しました。 今後、この社内で実践したサポート対応のノウハウを活かし、NECのサポートサービスを強化し、お客様のDXをより一層支援していきます。
NECは、2025中期経営計画で、社内のDX、お客様のDX、社会のDXを経営の中核に設定しています。まずは、社内のDXによりNEC自身の変革を進め、その成果をお客様のDX、ひいては社会のDXに貢献し、価値の循環を進めていきます。社内のDXにおいては、人の力を解き放つモダンワークを実現する「働き方の DX」、データドリブン経営とマネジメント変革を推進する「基幹業務の DX」、Digital Native化により人がより付加価値の高い領域へシフトする「運用の DX」の 3つを進めています。
今回の「Pendo」の導入は「働き方のDX」の一環であり、NECの各社内システムの活用状況を把握することで、システムの活用率および社員の生産性向上を目的としています。
今年度から導入した商談・契約・受注プロセス(O2O:Opportunity to Order)の基幹業務システムでは、社員のシステム活用における躓き点を分析し、「Pendo」で社員のニーズに合わせたパーソナライズな操作ガイドを作成してナビゲートすることで、早期のシステム定着化を図りました。
これにより、これまで社員が迷うことで長期化する特定画面の滞在時間を約30%、特定のエラーメッセージの表示を約50%削減することに寄与することが確認できました。さらに、このような状況を客観的にデータで可視化することでボトルネックを明確化し、プロセス全体の改善にも活用しています。
今後は、現在適用している業務システムのみならず、人事評価システムなどへの拡大も検討しています。
NECでは、米国をはじめ世界中で多数の導入実績がある「Pendo」を、日本国内にて昨年8月より代理店としてサービスを提供しています。サービス提供開始から培った導入・サポート実績とこのたびの自社運用から得たノウハウをもとにPendoで表示するガイドの作成をお客様に代わって作成するサービスや、NECの技術者が利用状況を分析し、結果をご提供するサービスなど、お客様のDX推進の定着化支援を加速するサポートサービスの拡充を予定しており、2027年度までに100社以上の顧客獲得を目指します。
注:Pendo社について
2013年にノースカロライナ州ローリーに設立されたPendo社は、世界8拠点にオフィスを構え、従業員は700人以上在籍しています。2020年11月1日に、Pendo.io Japan株式会社として日本法人を設立されました。「ソフトウェアで世界のプロダクト体験を向上する」をミッションに掲げ、ユーザーの期待にソフトウェアを近づけるためのプロダクトプラットフォームを提供しています。顧客企業は、フリー版ユーザーを加えると10,000社を超え、米Salesforce.comや米Trend Microなど「フォーチュン500」企業にも多数導入されています。
■NECホームページ「Pendoサイト」
デジタルアダプション プラットフォーム :
https://jpn.nec.com/pendo/index.html
以上
(注)NEC、米国発デジタルアダプション プラットフォーム「Pendo」を販売開始:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000078149.html
<本件のお問い合わせ先>
テクノロジーサービスソフトウェア統括部
E-Mail:pendo@inbound.jp.nec.com