ウィズセキュア(WithSecure)は2023年11月27日、ブラウザベースの「Salesforce環境のコンテンツリスク診断ツール」を無償で提供開始すると発表した。
ウィズセキュアは、Salesforce環境でのコンテンツ保護サービス「WithSecure Cloud Protection for Salesforce」を、コンサルティングサービスのクラウド環境診断として提供しており、今回展開する無償ツールはそこで培った知見をベースとしている。
このコンテンツリスク診断ツールでは、ウェブページから項目に回答するだけで、Salesforce環境で抱えるリスクを診断する。項目例としては、「勤務先の業種/Salesforceユーザー数」、「利用中のSalesforce製品/標準機能」、「外部ユーザーがファイル/URLアップロードに使用する機能」、「社内ユーザーのBYODでのSalesforce使用の可否」など。診断ツールは、こちらのサイトより利用できる。
「責任共有モデル」に基づき、Salesforceではシステムおよびアプリケーションレベルのセキュリティをカバーする一方で、Salesforce上のコンテンツのセキュリティについてはユーザー企業が確保する必要があるとしている。
ウィズセキュアは、外部ユーザーが悪意のあるコンテンツや禁止されているコンテンツを、故意または誤ってアップロードするのを止めるのは困難であり、BYODなどにより、内部ユーザーのデバイスであっても安全でない可能性も考えられると注意喚起している。