「CrowdChem Data Platform」にて新機能「AI製品探索」β版をリリース
CrowdChemは10月25日、「CrowdChem Data Platform」に新機能「AI製品探索」のβ版をリリースした。
CrowdChem Data Platformは、国内外の特許や製品カタログなどの情報を独自に収集・集約したプラットフォーム。今回の機能追加により、化学製品の開発・改良における工数削減が可能となっている。
今回追加された機能により、同社が収集した多数の特許データと機械学習技術をかけあわせて物性予測を実施し、求める物性値となる原料候補を選定可能。
具体的には、本プラットフォームを使用するユ-ザーが特許データベースから関心のある特許を選択し、その特許の実験条件や評価条件をベースに、CrowdChem Data Platformに含まれるさまざまな製品群に原料を置き換えた時にどのように物性が変化するかを一度に予測することが可能。また、予測された物性値結果から、ユーザーの求める物性値範囲となる原料候補とその配合量をレコメンドするという。
これらの機能により、求める物性値となる原料の選定や割合を予測し、実験室での検討を減らすことに繋がり、化学製品の開発・改良における工数削減が実現するとのこと。