アドフラウド対策ツール「Spider AF」、Cookieスタッフィング検知機能を実装
Spider Labsは10月25日、同社が提供するアドフラウド(広告不正)対策ツール「Spider AF」が、成果報酬案件を提供するASP(Affiliate Service Provider)業態を営む企業向けにCookieスタッフィング検知機能を実装したと発表した。
Spider AFは、広告出稿の際に必ず一定量発生するアドフラウドを検知・ブロックするツール。
本ツールでは、サービス開始当初よりASPを含む広告配信事業者向けの不正対策機能を提供しており、様々なアップデートを実施してきたが、広告市場ではアフィリエイト広告の市場規模が2〜3年以内に5000億円を超えることが予想されている。
広告主の業界問わずに導入されているアフィリエイト広告だが、課題の1つにユーザーが広告をクリックをしていないのにも関わらず、アフィリエイト広告の成果と結びつけることで報酬を搾取するCookieスタッフィングと呼ばれる問題があるという。
Cookieスタッフィングは、本来は広告出稿している企業のオーガニックでの購入・申し込み獲得だったものが、架空のCookieを生成し付与することなどにより、成果発生条件を満たしていないアフィリエイターの報酬となる不正で、広告主で確認も難しく、ASP運営事業者にとっても検知が難しい課題だった。
このような背景を受け、同社はCookieスタッフィング検知機能を実装。ASP含め様々な広告配信事業者に本サービスを利用してもらうことで、高品質な広告配信を実現し、アフィリエイト業界の健全化をより一層推進していくとしている。