ユビーメディカルナビ、生成AIを活用した「問診要約機能」をクリニック向けに提供開始
Ubieは10月16日、AI問診等を提供する医療機関向けサービス「ユビーメディカルナビ」にて、生成AI(LLM:大規模言語モデル)を活用した初の機能「問診要約機能」の提供をクリニック向けに開始する。
ユビーメディカルナビは、医療機関の業務効率化を支えるAI問診サービス。紙の問診票のかわりにスマホやタブレットを活用するのが特徴で、患者一人ひとりの症状に合わせた詳細な事前問診が可能となり、さらに電子カルテ記載に伴う事務作業も大幅に削減できる。
問診要約機能は、ユビーメディカルナビの全国の医療機関での活用が進む一方で、事前問診により詳細な情報を聴き取れるため情報量が多くなることから、LLMの強みである要約機能を活かし開発されたという。
具体的には、患者がユビーメディカルナビで回答した20〜30問の症状や生活習慣等の情報と、フリーテキストで入力した医師への相談内容をLLMが要約し、医師のPC画面上に共有する。
この機能により、医師は「患者がどのような症状でどのような気になり・相談があるのか」を端的に理解することが可能となり、診療の品質向上に寄与するという。
なお、問診要約機能は現役医師を含めた開発チームと、医療・ヘルスケア領域における生成AI等のイノベーションと安全性の両立を目指す研究組織「Ubie Lab」が共同で開発している。