OPPOは最近の日本市場では、国内向けカスタマイズ機とエントリー機の年2モデルというパターンで新製品が投入されてきたが、今年はさらに「OPPO Reno10 Pro 5G」が登場。SIMフリーに加えて、ソフトバンクからも10月6日に発売された。本記事ではそのフォトレポとともに、スペックをあらためて整理して見ていく。
OPPOからミドルクラスの中でも上位の新モデルが登場
4眼すべてソニー製センサーのカメラや急速充電が特徴
今夏には「OPPO Reno9 A」も発売しているOPPOだが、OPPO Reno10 Pro 5Gはそれよりはワンランク上の位置づけとなっている。一方で、海外でリリースされているモデルがベースということもあり、FeliCaこそ対応しているものの、防水・防塵についてはIP54に留まっている点は注意が必要となる。
機能面での注目はやはりカメラ。1/1.56型とミドルクラスとしては比較的大型で5000万画素のソニー「IMX890」を採用。OISにも対応している。さらに2倍望遠に約3200万画素、超広角に約800万画素、インの約3200万画素といずれもソニー製センサーが用いられている。
デザイン面では、グロッシーパープルとシルバーグレーで背面の処理が違っている。今回、実機を撮影したグロッシーパープルは光沢感のある美しい仕上がり。一方で、シルバーグレーはOPPO Reno 7A/9Aでもおなじみの独自の「OPPO Glow」技術を採用。キラキラとした見た目ながら、サラッとした手触りが心地よい。
ディスプレーは6.7型と比較的大型で、本体サイズも横幅約75mmとなっている。リフレッシュレートは120Hz対応とこちらも性能は高い。SoCはSnapdragon 778G 5Gで、Antutu 10のスコアは50万点台後半。OPPO Reno9 AのSnapdragon 695 5Gよりはワンランク上の性能ながら、700番台と言っても、1世代前のSnapdragonだけに、「ミドルハイ」とするにはやや弱め。最新の3Dグラフィックを活用したゲームには物足りなさが残るかもしれない。
そのほかの注目点では、ソフトバンク版では「神ジューデン」のキーワードでアピールされている急速充電で、80W対応。4600mAhのバッテリーを約10分で48%まで充電できるとのことだ。
最後にネットワーク面では、SIMスロット自体はnanoSIM×2ながら、eSIMも搭載しており、nanoSIM×2とnanoSIM+eSIMのどちらでも利用可能なのはOPPO端末ならではのアドバンテージ(microSDは増設不可)。なお、ドコモ4.5GHz帯のn79は非対応となっている。
価格は大手ECサイトで実売7万円台後半と純粋なスペックだけを見ると若干高めな感もあるが、SIMや契約セットでの割引、またFeliCa搭載やデザイン面での魅力をどう見るかで判断は変わってきそうだ。
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「OPPO Reno 10 Pro 5G」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.7型有機EL 120Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2412 |
サイズ | 約75×163×7.9mm |
重量 | 約185g |
CPU | Snapdragon 778G 5G(8コア) |
内蔵メモリー | 8GB |
内蔵ストレージ | 256GB |
外部ストレージ | ―― |
OS | Android 13(ColorOS 13) |
対応バンド | 5G NR:n3/28/77/78 4G LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17 /18/19/26/28/38/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 6 |
カメラ画素数 | 約5000万画素 +約3200万画素(光学2倍) +約800万画素(超広角) イン:約3200万画素 |
バッテリー容量 | 4600mAh(80W対応) |
Qi | × |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | △/△(IP54) |
生体認証 | ○(画面内指紋+顔) |
SIM形状 | nanoSIM×2(nanoSIM+eSIM) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | × |
カラバリ | グロッシーパープル、シルバーグレー |
発売日 | 発売中 |
実売価格(SIMフリー版) | 7万円台後半 |