狙った位置にピンポイントで不良を作れる? AIデータ生成基盤「Anomaly Generator」の新機能
製品のエッジなどの狙った位置に自然に不良を発生できる新機能が登場
データグリッドは、外観検査向けAIデータ生成基盤「Anomaly Generator」の新機能として、狙った位置に不良を生成する機能(特許出願中)や不良モードごとのプロパティー設定機能などを追加した。
Anomaly Generatorは、特許取得済み技術をベースに、製造業に特化した生成AIを活用し、少数の不良品データから多様な不良品データを網羅的に生成できるソフトウェア。このソフトウェアによって、製造業を中心に外観検査システムを構築する上での不良品データ不足の課題を解決する。
狙った位置に不良を生成する機能(特許出願中)
今回、狙った位置にピンポイントで不良を発生させる機能を追加(特許出願中)。例えば製品のエッジの情報を考慮したエッジ生成機能を追加。これにより、製品のエッジなどの狙った位置に自然に不良を発生できる。
不良モードごとの生成プロパティー設定機能
不良モードごと、不良画像ごとに生成プロパティーの設定を可能にすることで、その不良モードに適した自然なプロパティーの組み合わせでの生成が可能となった。これにより、どの不良モードをどれくらいの大きさ、角度、歪みなどで生成したいか細部まで決めることができる。
自動ペイント機能
製品部や不良部のアノテーションをAIで自動的にできるようにし、アノテーションの手間を大幅に削減。これにより、スムーズに画像生成ステップに進めるように。
多様な拡張子に対応
JPEG、PNGに加え、BMPやTIFFにも対応。
データグリッドは、京都大学発AIベンチャーとして2017年の創業以来、一貫して生成AI技術をコアにした事業を展開。製造業を中心とする産業分野での生成AIのソフトウェアを提供し、データに関わる課題を解決することで、企業のDXを推進している。
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