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製造業の価値軸にセキュリティを適合させるCPSDRのアプローチ

製造現場の運用に寄り添うセキュリティ ― TXOne、OT向け脅威検査・資産管理製品を発表

2023年10月10日 07時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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CPSDRをベースとしたOT向けセキュリティ検査・資産管理ソリューション

 今回新たに展開するセキュリティ検査・資産管理ソリューション「Elementシリーズ」は、CPSDRのコンセプトがベースとなっている。「Portable Inspector」「Safe Port」「ElementOne」で構成され、現場に負荷をかけない、効率的なセキュリティ検査と資産管理を実現する。

 Portable Inspectorは、閉鎖環境で容易にセキュリティ検査ができるUSB型の製品。機器や端末のソフトウェアのインストールや再起動が不要と、運用安定性に配慮した設計となっており、マルウェアスキャンのステータスもLEDで視覚的に確認できる。グローバルでは、製造装置ベンダーや医療機器ベンダーを中心に3600を超える企業に採用されている。

Portable Inspector

 Safe Portは、リムーバルメディア内のマルウェア検査製品。本体にリムーバブルストレージを差し込むだけの直観的な操作で、マルウェアを検知・駆除できる。Portable Inspectorを最新状態にアップデートすることも可能だ。Portable Inspectorが内部の潜在リスクの検知を担うのに対して、外部からの脅威対策を実現する。

Safe Port(参考出展)

 そして、ElementOneは、Portable InspectorやSafe Portで収集した情報を一元管理し、マルウェアフリーレポートも自動出力可能な、統合管理ダッシュボードとなる。

 Portable InspectorとElementOneは10月5日より提供開始、Safe Portは2024年の第一四半期に提供予定だ。

OT向けのエンドポイント/ネットワークセキュリティもアップデート

 OT向けのエンドポイントセキュリティおよびネットワークセキュリティもアップデートしている。

 OT向けのエンドポイントセキュリティである「Stellar」は、バージョン3.0を10月5日より提供開始する。Stellarは、OSを判別して適切なエージェントを自動インストールする構成となっており、レガシーなOTデバイスにも対応する。デバイスの正常な状態をユニークな“フィンガープリント”として学習して、そのベースラインをもとに予期せぬ振る舞いや逸脱を検出する「フィンガープリンティング技術」も搭載する。

Stellar 3.0の構成

 OT向けのファイアウォール/侵入防御(IPS)のアプライアンスおよび管理コンソールからなる「Edge」シリーズも、10月5日より、多様な環境に対応する性能や機能を備えた中位から上位モデルの「Edge V2」シリーズを展開する。

 最後に紹介されたのが、OTサイバーセキュリティのプラットフォームである「SageOne」だ。TXOne Networksのすべてのソリューションを1つのダッシュボードで統合管理することができ、脆弱性や資産管理、リスク分析、インシデントなど、OTセキュリティ全体の包括的な可視性を実現する。SageOneは、2024年の第一四半期に提供予定だ。

 今野氏は最後に、「産業の価値軸、つまりオペレーションの価値感や常識、習わし、ふるまいに寄り添ったセキュリティソリューションを展開し、国内産業の“稼ぐ”力の推進に貢献していきたい」と締めくくった。

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