日本だけでなく世界でも注目の超短焦点プロジェクター
RGBレーザー搭載、設置も調整も極めて簡単なNOMVDIC「P2000UST-RGB」を使ってみた
2023年09月29日 17時00分更新
短焦点プロジェクターへの注目が高まっている
70~80型クラスの特大画面がテレビでも決して珍しいものではなくなっている中、より大きな画面サイズを実現できるプロジェクターへの注目が再燃している。とはいえ、本格的なホームシアター向けのモデルとなると、サイズが大きくなりがちで、設置場所やスクリーンの準備、投影距離の確保など、設置調整の手間がたいへんというイメージを持っている人がいるかもしれない。
そんなイメージを打ち破るのが、超短焦点プロジェクターだ。
投影する壁面のすぐそばに置いて使えるため、置きっぱなしにしても邪魔になりにくく、プロジェクターの前を横切って映像に影が出てしまうこともない。また、小さな子供がいる家庭では、強い光を投射するレンズ部をのぞき込んで目を傷めるといったトラブルを減らせるメリットもある。超短焦点プロジェクターはAndroid TVなどを搭載し、テレビに近い使い方ができる機種も注目を集めている。海外ではかなりの人気で、さまざまなメーカーが参入している。
反面、画質の面では、超短焦点レンズは設計が難しく、画面の歪みが目立ったり、調整に手間がかかったりするといった難点もあった。しかし、最新の超短焦点プロジェクターはこうした設置や調整の手間も最小限とし、より手軽に使えるモデルが登場している。
ここで紹介するNOMVDIC(ノメディック)の「P2000UST-RGB」がそれだ。
3840×2160ドットの表示が可能なDLP方式で、光源にはRGBレーザーを採用し、2500ルーメンの高輝度を実現。HDRにも対応した4Kプロジェクターだ。実売価格は38万9000円前後。日本での発売も間もないP2000UST-RGBを自宅で試すことができたので、さっそくレポートしよう。