ウェブサービスやアプリでのユーザー認証に使える多要素認証サービス「Soracom Cloud MFA」を提供開始

株式会社ソラコム
1認証あたり5.5円、少ないソースコードで多要素認証を統合

株式会社ソラコム（本社：東京都港区、代表取締役社長 玉川憲）は、ウェブサービスやスマートフォンアプリのユーザー認証で使える、多要素認証サービス「Soracom Cloud MFA」を2023年9月28日より提供開始します。



デジタル化が進むにつれ、日常生活においてもビジネスシーンにおいても、ウェブやスマートフォンアプリを通じたユーザーへのサービスやデータ提供の機会は増大しています。その際、サービスへのユーザー認証が求められますが、昨今ではパスワードの使い回しによって、他社からメールアドレスなどのIDやパスワードといったログイン情報が漏洩するケースが後を絶たず、これらの情報を取得した第三者が自社サービスにログインしてしまうリスクが高まっています。そこで、安全性を高める方法として、IDとパスワードによる認証に、もう一要素加える多要素認証（Multi-Factor Authentication、MFA）が多く採用されるようになってきています。

ソラコムの新サービス「Soracom Cloud MFA」は、携帯電話番号にワンタイムの認証コードを送信し、多要素認証を実現します。認証コードの生成・送信、さらにはユーザーが入力した認証コードの検証までワンストップでサービスとして提供します。現時点では、認証コードの送信はSMSに対応しており、今後音声を用いた送信など、機能拡張を予定しています。

NTTドコモ、au、SoftBank、楽天モバイルの国内4キャリアのSMSに対応します。SMSの配信ルートは日本国内に閉じていますので到達率も高く、エラーは記録されます。認証コードの送信回数や認証のリトライ回数、認証コードの桁数なども用途に応じて設定変更でき、SMS本文のカスタマイズが可能です。

本サービスは、開発者向けのユーザードキュメントとともにAPIで提供されます。お客さまは、既存のシステムに本サービスを少ないソースコードで統合し、WebアプリケーションやスマートフォンアプリにSMSを用いた多要素認証を追加できます。

利用シーンとしては、ウェブサービスのログインに本サービスを統合することによるセキュリティ向上のほか、ウェブサービスやスマートフォンアプリの初回ユーザ登録時の本人確認、個人情報や支払い情報の変更などの重要な変更手続き、決済サービスの利用時など、安全性が求められる部分に本サービスを組み込んで利用いただくことで、メールアドレスとパスワードだけの認証と比較して安全性を高められます。

ご利用料金は、認証料金として1認証あたり5.5円（税込）で、別途、認証コード送信のためのSMSの利用にあたっては「Soracom Cloud SMS Delivery」の料金が発生します。

ソラコムは、テクノロジーイノベーションにより、お客さまのデジタル活用をサポートしていきます。
多要素認証サービス「Soracom Cloud MFA」


提供開始日
2023年9月28日

特徴
- API連携した自動配信で多要素認証を効率化
- 認証コードの送信はSMSを利用、国内4キャリアに対応
- 少ないソースコードで多要素認証をシステムに統合
- 日本語でのサポート

利用料金
初期費用　なし

月額費用
認証料金: 5.5円 (1認証あたり、税込)

認証コードの検証が成功したリクエストのみが課金対象となります。認証コードの検証が失敗した場合は課金されません。

SMS 送信「Soracom Cloud SMS Delivery」の利用料金
33,000円/ 月額（税込）
4,000通のSMS送信を含みます。4,000通を超える利用はお問い合わせ下さい。

備考
本サービスは、APIでご提供します。
日本の電話番号のみが対象です。
利用にはSORACOMアカウントが必要です。
本サービスの利用にあたっては、利用の目的、使い方、導入時期など申請いただいています。

ウェブサイト
https://soracom.jp/soracom_cloud_mfa/

ソラコムについて
IoTプラットフォームSORACOMは、世界160以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、世界中の20,000超のさまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
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