3つのブースに渡って多数のタイトルを紹介!
『ラッシング・ビート』が令和に復活!レトロ系タイトル多数なシティコネクションブース【TGS2023】
ジャレコや彩京といった往年のゲームメーカーのゲーム権利を獲得して、現代によみがえらせていることで知られるシティコネクション。
初出展から7年目となる東京ゲームショウ2023(TGS2023)には、3つのブースにまたがっての展開で、多数のタイトルを取り揃えた。ここでは、各ブースの様子をお伝えしよう。
●シティコネクションブース
シティコネクションブースで激推しされていたのが、TSG開幕前日に発表となった新作『RUSHING BEAT X: Return Of Brawl Brothers』。
タイトルで気づいた人もいるだろうが、かつてジャレコがスーパーファミコンで発売した「ラッシング・ビート」シリーズが大復活というわけだ。
『ラッシングビート』→『ラッシングビート乱』→『ラッシングビート修羅』とシリーズを重ねてきたが、本作の物語は『乱』と『修羅』の間の時間軸とのこと。
ジャンルは従来と同じベルトスクロールアクション。グラフィックはポリゴン描画となり、アメコミタッチなグラフィックでまとめられているあたりセンスを感じさせる。過去作に登場したキャラクターたちの姿も確認できた。
シリーズの特徴である“怒りモード”は健在。これは、敵から一定のダメージを受けるなどするとプレイヤーの体が光り、攻撃力が強化されるというもの。打撃強化に加えて相手を画面端まで投げ飛ばしたり、ビートラッシュと呼ばれる連続攻撃が出せるようになるので、爽快感はマシマシだ。
ステージ道中で何度か出現するのミッションを達成することでプレイヤーの強化ができたり、入手した食べ物(回復アイテム)をフードトラックで合成できたりと、新たな要素も導入されていて、シリーズのファンであっても新鮮な気持ちで楽しめそうだ。
【ゲーム情報】
タイトル:RUSHING BEAT X: Return Of Brawl Brothers
ジャンル:アクション
プラットフォーム:未定
発売日:2024年予定
価格:未定
プレイ人数:1~2人
© CITY CONNECTION CO., LTD.
ほかにも、陸空を進む変形ロボットシューティングのリメイク作『FZ: Formation Z』、セガサターンの佳作アクションの移植作『重装機兵レイノス2 サターントリビュート』、なりふり構わぬ独特のプロモーションが一部話題となったRPGのHDリメイク作『ワイズマンズワールド リトライ』など多数のラインアップがあり、同社の攻めの姿勢を感じさせた。
●ハッピーミール/シティコネクションブース
ゲームなどのデジタルコンテンツやキャラクター企画などを手掛けるハッピーミールは、シティコネクションとのダブルブランドでブース出展している。
ハッピーミール開発による新作シューティング『ファイナルエクセリオン』は、1983年にゲームセンターに登場した往年の名作シューティングゲーム『エクセリオン』の名前を冠するタイトル
リリースによると、新解釈・オリジナルストーリーで送るSFマルチバース三部作の1つにあたるという。
元祖『エクセリオン』といえば慣性が効いた自機の動きが特徴だが、本作にもそれは受け継がれている。敵の弾を避けようとしても急な方向転換ができないもどかしさが“一手先を読む”ゲーム性となっているのは、一周回って新しいかもしれない。
ブーストゲージを消費しての急制動も可能となっているあたりは、懐かしさだけではない点だろうか。
ほかにも武器交換と支援攻撃を兼ねたド派手な“CELLシステム”や巨大ボスとの一騎打ち、漫画を読むように展開するストーリーデモといった現代的な要素も導入されており、原作の持ち味を活かしつつ新たな遊びを実現した、良リメイクである印象を受けた。
【ゲーム情報】
タイトル:ファイナルエクセリオン
ジャンル:アドリブ型戦術シューティング
プラットフォーム:Nintendo Switch/PC(Steam)
発売日:
Nintendo Switch版:2023年9月21日
PC(Steam)版:近日予定
価格:1980円
プレイ人数:1人
©2023 CITY CONNECTION CO., LTD.
映像出展のみではあったが、『OMEGA6』も来場者の目を引いていた。同作は、任天堂在籍時に『スターフォックス』や『F-ZERO』のデザインを担当したデザイナー今村孝矢氏のマンガを原作としたアドベンチャーゲーム。
16bit風のグラフィックで描かれるレトロフューチャーな世界観が特徴だという。展示物を撮影して投稿すると、ノベルティのメンコがプレゼントされる。
【ゲーム情報】
タイトル:OMEGA6
ジャンル:レトロフューチャー冒険ロマンADV
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売日:2023年予定
価格:未定
©TAKAYA IMAMURA ©HappymealInc. ©Pleocene ©Omaké Books ©Shinyuden
●City Connection Turboブース
インディーゲームコーナーには出展された『30 Days Another』は韓国産の新作アドベンチャーゲーム。自死にまつわる社会問題をテーマとした独創的なタイトルだ。ちなみに“Turbo”はシティコネクションのインディーゲームを扱うレーベルとのことだ。
寮の管理人であるプレイヤーは、そこで暮らす住人たちと交流をして、30日後に訪れるひとりの住人の“生”を救済することが目的。施設のメンテナンスやゴミの分別回収といった日常業務をこなしながら、住人たちとコミュニケーションを取っていく。
そのためには、ムダのないタスク管理が重要となる。ときには突発的なアクシデントや住人同士のトラブルもあり、対応するのはなかなかに骨が折れそうだ。
会話の選択次第で刻々と変化していく展開や、住人たちのプライベートな側面を知ることができるサイドストーリーなど、綿密に描かれた世界観が見どころだと言えそう。
【ゲーム情報】
タイトル:30 Days Another
ジャンル:アドベンチャー
プラットフォーム:PC(Steam)
発売日:2023年冬予定
価格:未定
プレイ人数:1人
©THE BRICKS GAMES
なお、シティコネクションブースでもらえる台紙に3つのブースでスタンプを集めると、出展タイトルの全タイトルロゴが入った特製ステッカーがもらえる。会場に訪れた際は、挑戦してみては?
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