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『 Cyber Physical Solution for Mobility 』BMW iX xDrive50提供開始

PR TIMES

AZAPA株式会社
モデルベース開発をコア事業の1つとするAZAPA株式会社(愛知県名古屋市中区錦2−4−15、代表取締役社長 & CEO 近藤康弘、以下AZAPA)は、総合試験研究会社である株式会社コベルコ科研(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号)と共同で、2022年9月よりEV車両開発期間短縮に役立つCyber Physical Solution サービスを提供しており、この度、新機能として『性能モデル』とBMW iX xDrive50の『測定データ』、『分析レポート』、『同定モデル』をリリースしました。



『 Cyber Physical Solution 』サービス概要

『性能モデル(簡易モデル)』
JAMBEで提供されている電気自動車電費モデル(ガイドライン/モデルNo.20011)をベースにモータを追加し、4輪駆動での動力/電費をシミュレーションできる性能モデルとなっています。車両諸元は、ベースモデル相当となっており、熱計算は削除しております。
モデルパラメータは、複数のmファイルからの設定からエクセルのリストに変更しより使いやすくしております。
本モデルは、【関連リンク】のMMPより無償ダウンロード頂けます。

<性能モデルイメージ>
例) MATLAB/Simulink 簡易モデル 

例) シミュレーションWLTC実行イメージ

例)EV車両モデル コンポーネント構成

<活用事例>
・AWD駆動EV車両のバウンダリモデルとして活用が可能

『測定データ』
実車による測定をテストコースやシャシダイにて行い、時刻合わせ、物理量変換、ブランク補正などを施してありますので、波形解析などを行いやすくなっております。

<試験パターン(代表)>
1.テストコース
 発進加速:停止からアクセル開度25、100%
 中間加速:30,60,90km/hからアクセル開度100%
2.シャシダイ
 効率測定:車速(20km/h刻み)、駆動力(10水準)
 連続走行:60km/h,160km/h、登坂(勾配)、周囲温度-10、25℃
 WLTCモード走行:低速、中速、高速モード

<実車評価風景>

<測定項目(代表)>
・車速:前輪、後輪 ・・・シャシダイ、CAN
・トルク:前輪、後輪 ・・・シャシダイ
・電流、電圧:バッテリ、インバータ等 ・・・アナログ、CAN
・SOC:高圧バッテリ ・・・CAN
・温度:バッテリ、インバータ、モータ、クーラント等 ・・・アナログ、CAN等、約190chを収録(約1.6GB)

<活用事例>
・試験パターン毎の測定データを基に分析が可能
※本測定データを基にした『分析レポート』も別途お求めいただけます。

『分析レポート』
測定データをグラフ化、分析、考察し、この車の特徴を掴めるレポートになっています。

<分析項目>
A.発進加速性能  B.中間加速性能 C.前後配分比 
D.バッテリ出力制限 E.電費(WLTC走行)
F.効率測定 G.充電(普通/急速) H.エアコン能力
※分析項目毎にお求め可能です。お気軽にご相談ください。

<分析レポート サンプル>
A.発進加速性能

C.前後分配比

<活用事例>
・測定データを基に分析を実施し、考察した内容をご確認いただけます。
※分析に使用した『測定データ』も別途お求めいただけます。

『同定モデル』
性能モデルをベースとして、制御モデルも詳細化や実車の測定データを解析した結果からモデル内の各コンポーネントに対してパラメータやMapを同定しました。

<同定モデルイメージ>
例) MATLAB/Simulink Ix50動力/燃費モデル

例) シミュレーションWLTC実行イメージ

<同定項目>
1.制御モデル
・要求駆動力制御(DレンジNomal、Bレンジ(1ペダルモード))
・前後駆動力配分制御
・電池残量(SOC)によるパワー制限制御 etc…
2.プラントモデル
・前後個別のE-Axle効率Map
・エアコン使用時の電力消費Map
・電池Pack内部抵抗値Map etc…

<活用事例>
・ベンチマークとして、製品に対する性能比較対象として使用が可能
※発進加速やWLTCモード走行のシナリオを用意しております。
また、容易にシナリオ変更が可能であり机上検討が可能
・電費、動力性能のコンポーネント組み換え検証が可能
※自社製品を組み換えたらどうなるか等の検証にお使いいただけます。