8月後半のまとめ:各社が企業向けに熱視線、透けて見えるインフラコストの重さ
クラウドインフラ向け開発者イベント「Google Cloud Next」が開催されたこともあり、グーグルの施策が目立った時期でもある。一方、日本語LLMの公開も相次ぎ、ニュースの多い時期になった。
ここで見えてくるのが「生成AIを支えるインフラの重さ」だ。NVIDIAにとっては収益の源だが、生成AIをプラットフォームとしてビジネス展開する側としては、システム調達も運用も、どんどんコスト負担が重くなる。本格的にニーズが爆発すれば、さらにインフラ負荷は上がる。
各社が企業向けの有料サービス展開を急ぐ理由は、大きなインフラコストを埋め、コストバランスの良い状態を作って持続的な産業を目指すためだろう。
逆にいえば、NVIDIA以外の半導体メーカーが攻めるのはその部分になる。いかにコスパが良くてスケーラビリティの高い「生成AI向けのインフラ」を作るのか、本格的な競争はさらにここから始まる。
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