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ユウキロックの「節約バンザイ!」 第9回

お得な新NISAの始め方 絶対オススメ「クレカ積立」

2023年08月29日 07時00分更新

文● ユウキロック 編集●ASCII

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証券会社ごとに異なる事情とメリット

 もともとネットでの株取引で「SBI証券」と「楽天証券」はよく使われており、口座開設数は他を圧倒しています。その流れで、同じ口座でNISAを開始した人も多いかと思います。

 しかし、「楽天証券」が投資信託保有によるポイント還元率を改悪。SBI証券が優位な立場となりました。

 そして2022年の冬、クレカ投資でのポイント還元率が1位と2位である「マネックス証券」と「auカブコム証券」が「クレカ積立」を開始し、2社を猛追するといった流れです。

 楽天市場でよく買い物をする、スマホのキャリアは楽天モバイル。このように楽天経済圏にいる方は「楽天証券」がオススメ。楽天市場には楽天サービスを使うことでポイント倍率が上がる「スーパーポイントアップ(SPU)」というプログラムがあり、楽天証券もそのひとつ。とにかく楽天ポイントを貯めたいという方は「楽天証券」で「クレカ積立」を始めましょう。

 一方、2022年6月から「つみたてNISA」を開始した僕が使っている口座は「SBI証券」です。【クレカ投資でのポイント還元率】が「マネックス証券」や「auカブコム証券」より劣る「SBI証券」をなぜ使っているのか。

 まず僕がクレカ投資に使っているクレジットカードは「三井住友カード(NL)」ではなく「三井住友カードゴールド(NL)」です。年会費税込5500円ですが、年間100万円の利用で翌年以降、年会費永年無料になるカードです。「100万円修行」という言葉で有名になったカードですが、僕も修行を達成しました。このカードであれば、SBI証券での還元率は「auカブコム証券」と同じ1.0%へと跳ね上がります。3社ともクレカ積立の積立上限は月5万円まで。年間MAX使った場合のポイントです。

【三井住友カードゴールド(NL)】6000ポイント
【マネックスカード】6600ポイント
【au PAYカード】6000ポイント

 当然ですが「マネックス証券」が600ポイント多いですね。次は【投資信託保有によるポイント還元率】のお話です。読んで字のごとく、投資信託を保有しているだけでもらえるポイントなのですが、これは投資信託によって各社違うのです。

人気の「投資信託」ポイント還元率比較

 人気投資信託商品の【投資信託保有によるポイント還元率】比較です。(カッコ内は100万円分保有していた場合のポイント)

★eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

【SBI証券】0.0415%(年間415ポイント)
【マネックス証券】0.03%(年間300ポイント)
【auカブコム証券】0.005%(年間50ポイント)

★SBI・V・S&P500

【SBI証券】0.022%(年間220ポイント)
【マネックス証券】0%(なし)
【auカブコム証券】0.005%(年間50ポイント)

★楽天・全米株式インデックス・ファンド

【SBI証券】0.05%(年間500ポイント)
【マネックス証券】0.03%(年間300ポイント)
【auカブコム証券】0.005%(年間50ポイント)

 たとえば「SBI・V・S&P500」を100万円分保有していた場合、「SBI証券」なら年間220円相当のポイントが還元されます。「auカブコム証券」なら50円相当、「マネックス証券」なら一切ポイント還元されません。上記3つのポイント合計数です。

【SBI証券】年間1135ポイント
【マネックス証券】年間600ポイント
【auカブコム証券】年間150ポイント

 100万円分保有した例えですので、「最初の数年はマネックス」「長く積み立てればSBI」などありますので一概には言えませんが、このような差があることは理解していただければと思います。

 そして「auカブコム証券」は楽天同様、auのスマホを使っている方やポンタポイントを貯めている方にオススメ。「auじぶん銀行」を開設し、「auカブコム証券」とauマネーコネクトを設定し、au PAYと口座の連携、au PAYカード引き落とし口座にすれば、普通預金の金利が年0.20%に。積立だけではなく普段遣いのお金も高い金利をと考えている方は「auカブコム証券」へどうぞ。

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