格安ゲーミングディスプレーは使えるのか
自腹購入でチェック!
みなさん、PCでゲームを遊んでますか? 筆者は家庭用ゲーム機で遊ぶことが多かったのですが、コロナ禍になって外に出る機会が減ってからというもの、なぜかPCでゲームすることが多くなり、今ではすっかりSteamユーザーです。コロナ禍になってすぐにPCを買い替えたのですが、当時は「PCでゲームしないし、まあグラボは安いのでいいか」とGTX 1660 SUPERにしたことを今では後悔しております。
とはいえ、GTX 1660 SUPERは比較的優秀なので、かなり重たいゲームもそれなりに動いてくれます。そうなると今度はディスプレーを75Hz対応のものにしたことの後悔が出てくるのです。先日のAmazonプライムデーのとき、165Hz対応のゲーミングディスプレーが1万円ちょっとまで値下げされているのを発見。すぐにポチったのでした。
このゲーミングディスプレーのメーカーはKOORUI。中国のPC周辺機器メーカーである「HKC」のゲーミングブランドです。自社パネル製のディスプレーを展開しているので、価格破壊と言われる低価格がウリです。格安ゲーミングディスプレーはこのKOORUIもそうですが、アメリカの「Pixio」、日本の「JAPANNEXT」と、有名メーカー製より圧倒的安価に提供しているメーカーが存在します。いったいこの価格の差はなんなのか、ずっと気になってたんですね。それもあって、あえてKOORUI製の製品を買ったのです。
もちろん、ASUSやBenQ、Dellといった有名メーカーのものは安心感があります。ですがそういった王道をあえて外すのがスピーディー流の買い物なのです。決して安物買いの銭失いではありませんよ!
買って良かったポイント その1
必要十分すぎるスペック
価格は通常で1万5000円前後、プレイムデーのセールで1万1000円ほどで買えました。価格に関してはかなり満足しています。この以前に使っていたモニターも1万円前後だったので、大きな出費ではありません。
スペック厨的に気になるのがスペックの数字や性能です。購入サイトを見ると「フルHD」「VA」「非光沢」「1ms」「165Hz」「FPS、RTS向け」「DCI-P3」「AdaptiveSync対応」「傾き調節」「HDMI X2」「DP」「VESA」「ブルーライト軽減」「24E4」と、これでもかとスペックが並んでいます。これを見るだけでどんな製品かわかります。サイズは24型で、解像度はFHD(1980×1080ドット)。VAパネルを採用し、応答速度は最大1ms、リフレッシュレートは165Hz対応。これだけですでに合格点です。
本当は4Kのゲーミングディスプレーが欲しかったのですが、あまりにも金額が変わってくるので諦めました。あと、視野角の広いIPSパネルにしようかとも思ったのですが、ゲームだけでなく映画を観たり本を読んだりもしますし、なによりメインは仕事で使うので、コントラスト比に優れるVAパネルを選んだ理由です。
買って良かったポイント その2
狭いベゼルとVESAマウントで自由に配置
届いて箱を開けると、以前使っていたモニターと比べるとちょっと分厚いなと感じたのですが、サイズを調べてみると約54.1×42.4×17.6cm、重さ3.14kgでした。以前のモニターは55.1×38.9×19.2cmの3.8kg。大差ありませんね……。なので、設置場所もそのまますっぽり収まります。我が家のPCデスクの都合上、付属のスタンドは使えないのでVESAマウントを使ってモニターアームに接続しました。23.8型なのでデスクトップの広さもまずまず。以前のモニターも23.8型だったのですが、とくに違和感なく移行できました。27型のサブモニターと合わせて使っていますが、非常に快適です。
なお、スタンドはV型ですが、前後のチルトしかできないので、いろいろ動かして使いたい人はモニターアーム一択です。
インターフェースはHDMI 1.4×2、DisplayPort(DP) 1.2、オーディオアウトとシンプルなレイアウト。ただ、DPじゃないと165Hzは出ないので、これはDP一択になります。オーディオはスピーカー内蔵ではなくオーディオケーブルでスピーカーに繋ぐ仕様で、すでにPCにオーディオインターフェースがある筆者は使っていません。
デザインは可もなく不可もなしなのですが、驚いたのがベゼルの狭さ。下側以外の上と左右のベゼルは実測で1cm以下という数字! おかげでゲームや映画などの没入感ありまくりです。スペック厨的にはすべてのメーカーにベゼルの狭さもスペック表に書いてほしいくらいです。
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