組みたい自作PC構成まるわかり!! 第93回

【今月の自作PCレシピ・大阪編】優しい発光のゲーミングPC＆大阪らしい紫色のPC

パーツも組み上げもこだわりいっぱい

　PCケース「CH510」は、フロント＆トップに360mmまでのラジエーターを搭載できる拡張スペースと高エアフローが特徴だ。シンプルなフラットデザインと、ケーストップ左に備える収納式ヘッドホンスタンドが魅力的。

　フロントには、DeepCoolの人気CPUクーラーに採用されている120mm径ファン「FK120」を3基追加しているのもポイント。まず、新鮮な外気をビデオカードに送り、温まった空気を冷却性能に余裕のある360mmサイズラジエーターを通って外部に排気する形にしている。

フラットデザインを採用するDeepCool「CH510」

大きくはないが、収納式のヘッドホンスタンドを備える。余分なケーブルを巻いておくなど、使い道はいろいろ

　簡易水冷ユニットには、優秀なコストパフォーマンスで人気のあるDeepCool「LS」シリーズの360mmサイズラジエーターモデルを組み合わせた。120mm径のLEDファン×3に加え、ウォーターブロック部のミラー＆LEDギミックでケース内を彩ってくれる。

Ryzen 7 7700Xを、余力を残して冷却できる360mmサイズラジエーターを採用するDeepCool「LS720」

LEDファンとともに、PC内部を彩るウォーターブロック

静音性、風量ともに高い120mm径ファンを3基追加。長時間のゲームプレイや動画エンコード時も、高エアフローでしっかりと冷却する

LEDギミックがポイントのビデオカード

　ビデオカードにもコスパ優秀なPalit「GeForce RTX 4070 Ti GamingPro 12GB」を組み合わせている。GeForce RTX 4070 Tiの高いパフォーマンスに加え、PC内部を彩るLEDギミックを装備。LEDギミックは、GPUクーラー側面とファン側に内蔵している。ファン側は直接目にすることはないが、ケースボトムやマザーボードの下部を彩るかたちだ。

パフォーマンスだけでなく、LEDギミックも魅力の「GeForce RTX 4070 Ti GamingPro 12GB」

ファン側に備えるLEDギミックは、通常の搭載では直接目にできないが、その効果は間接照明として感じられる

　簡易水冷ユニットとビデオカードに加え、ヒートスプレッダーにLEDバーを備えるADATA製DDR5メモリーを選択して、CPUソケット周りを彩る。

5600MHz駆動のADATA製DDR5メモリー。最新のゲームタイトルも問題ない16GB×2枚の32GBを搭載している

　水冷ラジエーターのLEDファンやウォーターブロックに、ビデオカード、メモリーのLED制御は、一括してマザーボードのユーティリティソフトから実行できるのも、こだわりのポイントとのこと。その日の気分や、プレイしているゲームに合わせて簡単に発光色を変更できるわけだ。

各パーツが、PC内部を良い感じに彩ってくれる

専門スタッフの手による組み上げ品質は抜群！

　コンセプトPCを含め、数多くの組み立て代行を受けている「ドスパラ大阪・なんば店」。組み立て専門スタッフがいるだけあって、ケーブルの取り回しやまとめ方から見た組み立て品質は文句なしのレベル。組み合わせたPCケース「CH510」が、ケーブルの取り回しと固定がしやすい設計なのもあるが、電源ユニットのDeepCool「PQ850M」付属の各種ケーブルがフラットタイプなのもポイントで、非常にキレイにまとめられている。

自作PCやBTO PCの組み立て品質の目安になる裏面のケーブル配線だが、ひと目でキレイとわかる

ケーブルは短い間隔でまとめられているうえ、フレームに沿って取り回しされているので、見た目も非常にキレイだ

取り回ししやすいフラットケーブル、フルプラグイン仕様のDeepCool製電源ユニット「PQ」シリーズ。80PLUS GOLD認証を取得する容量850Wの「PQ850M」を搭載している