SELECT BUTTONが開発し、ポケモンが配信するスマートフォン向けアプリ『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』が2023年7月20日、国内で正式リリースされた。
本作はiOS/Android向けの新作アプリで、プレイヤーが「睡眠」をとることで進行する新しいゲーム内容となっている。基本プレイ無料(ゲーム内課金あり)だ。
生活リズムの不規則なライターが約2週間ほどプレイしてみたので、ここではそのレポートをお届けしたいと思う。「どんなゲーム?」と気になっている人も、チェックしてもらえれば幸いだ。
眠るだけじゃない「ポケモン」らしいゲーム性
本作は「ポケットモンスター」シリーズでもおなじみのいねむりポケモン「カビゴン」が持つ、ポケモンを引き寄せて眠りに誘う「ねむけパワー」を活用し、「ポケモン寝顔図鑑」の完成を目指すゲームとなる。
プレイヤーの眠りとシンクロさせて「ねむけパワー」を増幅することで、カビゴンに寄ってくるポケモンたちの数を増やし、寝顔をリサーチ(撮影)していくことになる。まず目的が「ポケモンの寝顔を集める」ことだと覚えておこう。
次に手段として、プレイヤーは眠る際、枕元にスマホを置いて睡眠計測を行なう。起きたらポケモンたちが何匹か集まっているので寝顔を観察するといった寸法だ。
目覚めたポケモンたちに「ポケサブレ」をあげて仲良くなる「おやつタイム」。仲良くなると仲間にできる(≒「ポケットモンスター」シリーズでいうところの捕獲)。後述するが、ここが本作で面白いポイントだと筆者は感じている。
仲間になったポケモンたちは最大5匹のチームを組むことができ、カビゴンの育成をサポートしてくれる。集めてきてくれたきのみや食材をカビゴンに与えると、カビゴンの「エナジー」が高まるのだ。
カビゴンには1日3回、料理を作ってあげることができ、手持ちの食材でなるべく高いエナジーの料理を作ると、カビゴンの「ねむけパワー」がどんどん高まっていく。
カビゴンが成長すると「睡眠スコア」が高くなってポケモンがより集まりやすくなるほか、珍しい寝顔も観察できるように。
これらの手順を繰り返すことで、「ポケモン寝顔図鑑」のページを埋めていく。1日のゲームサイクルをまとめると以下の通りだ。
1.就寝。「ねむる」を押して計測を開始し、スマホを枕元に置く
2.起床。スマホを手に取り「計測を終了する」ボタンを押す
3.集まったポケモンたちの寝顔を撮影&仲間にする
4.朝食、昼食、夕食のお世話をする(任意)
ポケモンのレベルアップと進化も健在!
ポケモンらしいポイントとしては、仲間になったポケモンをレベルアップさせたり、進化させたりできるのも外せない。
レベルアップすると「きのみ」や「食材」を集める能力が上がるなど、よりカビゴンを育成しやすくなるので積極的にやっていきたい。
ポケモンを仲間にするときは我慢も大事に
目覚めて寝顔を撮影し、ポケモンを仲間にする場面。ここが筆者的には非常に悩ましいポイントとなる。
なぜかというと、ポケモンにあげられる「ポケサブレ」が有限なのだ。「ポケットモンスター」シリーズのように、モンスターボールを大量に買い込んでトライ&エラーすることはできない仕様となっている。その日に仲間にできなかった場合は、また出会えるのを待つしかないのだ。
貴重なポケサブレを使ってもフレンドポイントが足りなかったり、「満腹」になってそれ以上ポケサブレを食べてくれなかったりと、必ず仲間にできるわけではない。ぐぬぬ……歯がゆい。
なお、フレンドポイントは後日同じポケモンが現れた際に引き継いでいるので、その場で仲間にできなくても無駄にはなっていない。とはいえポケサブレは貴重なので、1日1回もらえて持ち越せない「ボーナスサブレ」以外はときに我慢しつつ、「ここぞ!」という場面で一気に使って仲間にしたい。
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