カーボンフライ、超高品質カーボンナノチューブ製造設備「Caltema」を発表
カーボンフライは7月30日~8月4日の期間、イギリス・北アイルランドのベルファストで開催されるICCM23(第23回国際複合材料会議)にて、5t級超高品質カーボンナノチューブ製造設備「Caltema(カルテマ)」を発表している。
本設備は同社の独自技術である 「カーボン・サーキュラー・テクノロジー」により、触媒の成膜化、CNT生成に留まらず、パウダー・繊維・フィルムいずれかの形状にするまでを一体化した超高品質CNTを連続で生産できる。
また、Caltemaは完成品メーカーが製造現場でCNT材料を生産することを意図して開発されたため、年間5t級の生産能力を持ちながら、オフィスビルでも稼働できるコンパクトさと省エネルギーを実現した。
さらに、独自のAIとIoTシステムにより、オペレーションを簡素化し、AIがユーザーの要望に合わせ、製造条件を最適化する。そのほか、装置のモニタリングやメンテナンスは、IoTシステムを通じてカーボンフライから遠隔で行うため、電源・給水の増設や、専任の技術者を配置する必要がないという。