日本人、旅行の予約をオンラインのみで済ませがち!?
マカフィーは7月、日本を含む世界7ヵ国の成人7000人を対象に「安全な夏休みを過ごすための旅行に関するレポート」を発表しました。
この調査によると、「成人の30%が、旅行予約の際に旅費を節約しようとしてオンライン詐欺の被害に遭ったことがある、もしくはそのような被害に遭った知人がいる」と回答したとのこと。そして被害者の34%は1000ドル(約14万円)以上もの金銭被害に遭っています。
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なお、ほかの国々と比べて日本人は旅行予約をオンライン上で手配する傾向が最も高く、その割合は8割に上るのだとか。
また、日本人回答者の2人に1人は、「生活費上昇やインフレ危機を考慮して、休暇時期の特別割引を探す傾向にあると回答しているほか、27%がお得な価格で購入するためであれば、これまで利用したことのない旅行予約サイトも利用する」と答えていることから、日本人は旅行予約において詐欺に遭いやすいと言えるでしょう。
日本人は警戒意識が高い一方、具体的対策に欠ける
日本人回答者の80%が「休暇中に個人情報が漏えいする懸念がある」と答えた一方で、積極的に対策を講じているとの回答は10%と、矛盾が生じているのが興味深いところです。
そして、「休暇中も自宅と同じようにオンラインセキュリティに気をつけている」と回答した日本人は29%で、これは7ヵ国中最低(平均45%)。また、「オンラインセキュリティについて全く考えていない」と答えた割合も日本人が最も高く、“警戒心はあるものの、手は動かさない”という、なんとも微妙な傾向が見て取れました。
夏旅行中に詐欺から身を守るには?
●クリックする前に考えましょう
サイバー犯罪者は、フィッシングメールや偽サイトを使って人々を誘い、マルウェアにつながる可能性のあるリンクをクリックさせます。リンクをクリックするよう促すメールを受け取った場合、たとえ旅行プランが素晴らしいものであったとしても、メッセージに触れないことが最善な選択です。常に発信元へ直接アクセスし、ほかの人のレビューを参考にしながら正規会社で予約するようにしましょう。
●接続は慎重に
休暇中に公共のWi-Fiに接続する際は慎重に行ない、Wi-Fiが安全で信頼できる接続元であることを確認しましょう。仮想プライベートネットワーク(VPN)を使用して接続を安全に保ち、銀行取引、ショッピング、オンラインで閲覧時の個人データやアクティビティーを保護しましょう。
●予約する前に確認しましょう
個人所有のバケーションレンタル(民泊)が正規かどうかを確認する際、公文書で所有者の名前をチェックしましょう。レンタル料金を電信送金、プリペイドカード、ギフトカードで支払わないよう気を付けましょう。この種の取引は、レンタル料が詐欺であった場合、取り消すことができないケースが多いため注意しましょう。
●アイデンティティおよびプライバシー保護を備えた総合的なセキュリティ・ソリューションを使用しましょう
予約前に悪意のあるサイトを特定、VPNの使用、個人を特定できる情報の保護・監視を行なう個人情報盗難対策など、McAfee+のような総合的なセキュリティ・ソリューションを利用すれば、この夏の旅行シーズンも安心です。