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メタの最新オープンソースLLM「LLaMA2」で作ったチャットボットが早くも登場!

2023年07月20日 12時25分更新

文● 田口和裕

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LLaMA2 Chatbot

 7月18日、メタは最新のオープンソース大規模言語モデル「LLaMA2」をリリースしたが、早くもこのモデルを使ったチャットボットプログラムが公開された。

「LLaMA2」公開からわずか数時間で完成

 「llama2.ai」と名付けられたデモサイトでは、ChatGPTと同じようにチャット形式で「LLaMA2」の能力をいち早く試すことができる。

LLaMA2 Chatbot

モデル選択画面

 パラメーター数700億の「LLaMA2-70B」、130億の「LLaMA2-13B」、70億の「LLaMA2-7B」の3モデルを選択して利用可能。

LLaMA2 Chatbot

 その下には、出力のランダム性をコントロールする「Temprature」、単語選択の多様性をコントロールする「Top P」、文章の最大長を決める「Max Sequence Length」3つのパラメーターが用意されている。

 実装を手掛けたMarco Mascorro氏は、「これまでのところ、OpenAIの「GPT-3.5」よりはるかに少ないパラメーターで同様のパフォーマンスが得られることが分かっている」とツイートしている。実際試してみたところ、多少レスポンスは遅いながらも問題なく利用できた。

日本語はあまり得意ではない様子

日本語による会話

 ただし、日本語で質問してみたところ、一応対応はできるもののChatGPTほどの知性は感じられなかった。

学習データ内の言語割合

 メタの論文によると、「LLaMA2」の学習データに含まれる日本語テキストの割合はわずか0.1%なので致し方ないところだろうか。

オープンソースならではのスピード感

 なお、プログラムはすべてGitHubで公開されており、誰でもすぐに「LLaMA2」を使ったチャットボットを実装することができる。さらに、機械学習モデルをパッケージ化するプログラム「Cog」を使って独自のLlaMA 2をデプロイできるプログラムも公開されている。

 LlaMA 2の公開からわずか数日、世界中のエンジニアがすごいスピードで実証をスタートしており、早くもオープンソースのメリットが現れ始めている。

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