めまい検査用VR医療機器「REEVEER-PitEye」、自覚的視性垂直位検査(SVV)など新機能を提供開始
Parafeedは、視線追跡型Virtual Reality機器(VR機器)を使用した「眼球運動検査装置 REEVEER-PitEye」の新機能として、5月10日に自覚的視性垂直位検査(SVV)、眼球を拡大して表示できる観察モードの新機能を提供開始した。
同社は高度な視線追跡技術を持つVR機器を開発するFOVEと協力し、IT業界で長らくソフトウェア開発に携わってきたメンバーを交え、東京医科歯科大学堤教授から助言を得ながらREEVEER-PitEyeを開発した。
本製品は、高度な視線追跡技術をもとに眼球運動を適切に把握することで患者への最適な治療へのアクセスを提供する。ヘッドマウントディスプレーは1ステップで患者の頭部に着脱ができ、PCとVRデバイスのみで省スペースのため場所を選ばずに検査できる。
新機能の自覚的視性垂直位検査(SVV)では、視覚的に認知される垂直方向を確かめることで、めまいや平衡障害の機能評価ができる。また、観察モードでは、眼球を大きく表示して、細部を観察しやすくする。
今回追加された新機能に加えて、自動検査項目6種、手動検査項目4種に対応している。アップデートにてビデオヘッドインパルス検査(vHIT)にも対応する予定。
提供形態については「一括買い切りプラン」と「サブスク型レンタルプラン」の2種類が用意されている。一括買い切りプランでは新機能の使用を希望する場合は追加で料金がかかるが、サブスク型レンタルプランは月額費用が一定のまま新機能を使用できる。