繰り返す夏を乗り切るためには、いかに「加護」を集めるかが大事!
それでも俺は!『LOOP8(ループエイト)』八方美人で身を滅ぼすプレイレポート
マーベラスが2023年6月1日に発売したジュブナイルRPG『LOOP8(ループエイト)』のレビューをお届けする。
本作は『高機動幻想ガンパレード・マーチ』などで知られているクリエイターの芝村裕吏氏や、「グランディア」「LUNAR」シリーズを制作した宮路洋一氏(ジークゲームズ)ら豪華スタッフ陣が贈る完全新作タイトル。
独自AI《カレルシステム》により生身の感情を持ったキャラクターたちと“繰り返される8月”を通して、自分だけの物語を紡いでいけるのが特徴だ。
対応プラットフォームはNintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)で、好評発売中。価格は6578円となる。今回はNintendo Switch版をプレイする機会を得られたので、本作の魅力を紹介していこう。
※PC(Steam)版はXSEED Gamesより配信
※画像はNintendo Switch版のものです
限られた時間で《ケガイ》へ対抗する力を身につけろ!
この世界には《ケガイ》と呼ばれる災厄が跋扈しており、科学の力ではまったく対抗できず、人類は敗北を繰り返してきたという。
しかし、主人公ニニは特殊な眼(見鬼の才)を持っており、《ケガイ》に対抗しうる神話級の才能を持っていることが判明。何もしなければ数日後には《ケガイ》によって世界が滅亡してしまうため、ニニは日常を守るために《ケガイ》と戦う非日常へと飛び込むことになる。
本作の簡単なゲームサイクルをまとめると以下のようになる。
1.ゲームスタート!
2.【日常パート】キャラとの絆を深めたり訓練で力を蓄えたりする
3.《ケガイ》が誰かに取り憑くので、その誰かを特定すると黄泉比良坂(よもつひらさか)の入口が開く
4.【非日常パート】黄泉比良坂へ向かい、《ケガイ》と戦う
5.勝てばゲーム続行、負ければループ(任意でループさせることも可能)
ざっと上記のサイクルを繰り返してゲームは進行する。《ケガイ》は現れてから5日以内に倒さねばならないという制限もあるので、かなり忙しい。
幾度もの8月を過ごし、見事ラスボスを倒せばエンディングを迎えられる。本作はマルチエンディングになっているので、周回プレイですべての結末を見届けるのも楽しみのひとつだ。
【日常パート】
キャラとの提案の成否によって「友情」「愛情」「嫌悪」の関係パラメータが増減。これによって戦いが左右されたり、日常パートのキャラの接し方が変化していく。
訓練で主人公のステータスを伸ばすことも大事。時間が余ったら校庭の鉄棒で“剛力”のパラメータを成長させると戦闘がラクになるのでオススメだ。ただし、訓練で育てたステータスはループすると消えてしまう点に注意。
そこで「加護」の出番だ。町の各所にあるスポットを調べたり、キャラクターと仲良くなると、ループしても消えない永続ステータスアップの「加護」が手に入る。積極的に調べて加護をゲットしていこう。
また、《ケガイ》が取り憑く際は予兆が見られる。普段と違う行動を取っているキャラがいれば話しかけてみよう。なお、誰が取り憑かれるかはループごとに異なるため、そのたびに推理する必要がある点もポイント。
キャラを特定すると神社に黄泉比良坂の入口が開く。最大2人の仲間を連れてきて、一緒に《ケガイ》へ立ち向かおう。
【非日常パート】
黄泉比良坂は現実の町並みと瓜二つの世界。ボスへの道を塞ぐ“障壁”を解除するため、まずは“勾玉”を探そう。
戦闘で仲間が倒されてしまうと、そのループの間は二度と復活しない。再び会いたい場合は、敗北するかテラスに提案してループする必要がある。
ASCII.jpの最新情報を購読しよう