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NASEF JAPANの2人に、eスポーツ国際教育サミットについて聞いてきた

“eスポーツ×教育ってどうなの?”“ゲームへの依存って? ”が、わかる「eスポーツ国際教育サミット」

2023年06月19日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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プロマインクラフターがマインクラフトを使った教育について紹介

──お一人ずつ紹介をお願いします。

坪山氏:まず、タツナミ氏は、NASEF本部が実施している「NASEF Farmcraft ®」でも採用する「マインクラフト」を教育に取り入れた第一人者であり、今マインクラフトを使った最先端の教育とはどういったものなのか、またどういうことができるのかを話していただくためにお願いしました。

 

──マインクラフトは、知らない学生はいないくらい有名な作品ですし、MODやプログラミングを使ってさまざまなことができますからね。

岡田氏:我々でMODを使って農業体験ができるNASEF Farmcraft ®を実施していますが、そこからさらにマインクラフトを使った取り組みを広げていくためにどういうことができるのかという部分をご紹介いただくために、タツナミ氏がぴったりでした。

NASEFでは、Farmcraft®というコンテストを実施している

──私もしらないマインクラフトの遊び方を紹介されていて、面白かったです。

岡田氏:今回お話いただいたことだけでも、さまざまなことができるというのはお伝えできたと思うのですが、今回紹介いただいたこと以上に、マインクラフトを使ってできることはまだまだたくさんあり、今後も広がっていくとも思っています。

子供が自分で課題を見つけて、調べて、実践するというのも、マインクラフトの面白いところだ

また、タブレットが主流ななか、マインクラフトで本格的なことをするにはやはりパソコンが必要なため、パソコンの使い方を覚える手助けにもなるとのこと

坪山氏:私はどちらかというとeスポーツやゲームというよりも、教育分野からNASEF JAPANに入ったので、正直マインクラフトで何ができるかということに対してはかなり疎かったです。教員の皆さんも、同じようにマインクラフトやeスポーツに疎い方は少なくないと思っていますので、この動画が、マインクラフトをどう教育に活かせるかを模索するための手助けになってくれればいいなと思っています。

学生時代はサッカーをやっていて、あまりゲームに触れてこなかったという坪山氏。NASEF JAPANに入って、新たな発見も多いという

──今後もマインクラフトを使った取り組みはされるのでしょうか?

岡田氏:タツナミ氏もまだまだ色々なことができるよとおっしゃっていたので、ぜひ今後も一緒に取り組みを実施していきたいです。続報をお待ちください。

先駆者が語る、STEAM教育とは?

──続いて登壇された方は、STEAM教育について紹介されていましたね。

 

坪山氏:中島氏は、私たちがeスポーツを通じて推進しているSTEAM教育を、最前線で取り組まれていらっしゃるので、ぜひSTEAM教育そのものについてお話していただきたく、お願いしました。

音楽をはじめとしたさまざまな取り組みでSTEAM教育を広げている中嶋氏

岡田氏:STEAM教育を広げる取り組みをされると伺っています。

──前回松原会長にも伺いましたが、STEAM教育では生徒の自主性が大事なんですよね?

坪山氏:STEAMは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念ですが、中島氏がおっしゃっていたのは、やはりSTEAM教育を生徒の皆さんにやってほしいということではなく、生徒の皆さんが何をしたいかということに我々が寄り添って、それがSTEAM教育に繋がるということです。

──今までの教育とは逆の発送ですね。

岡田氏:今回登壇いただいた際に、中島氏が実戦されているSTEAM教育の現場のお写真を拝見しました。生徒の皆さんがとても楽しそうなのが印象的でした。やりたくないことをやらせるわけではなく、自ら面白いと思えることに取り組むのが大事なのだと改めて思いました。

さまざまな取り組みの写真も紹介。参加している人はどの取り組みも楽しそうなのが印象的

──STEAM教育って何? って思われている親御さんにもぜひ観てほしいコンテンツなのかなって感じました。

坪山氏:STEAM教育ってどういったことをするのか親御さんに理解いただくことで、STEAM教育を実践している学校に興味をもっていただきたいなと思います。何か面白いことをやっているなというのが伝わってくれればいいなと。

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