「ROG Ally」は6月14日発売で10万9800円!ASUSの発表会で明らかになったその性能と機能とは?

文●ジサトラハッチ 編集●ASCII

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ASUS独自のGPUボックス「ROG XG Mobile」が利用可能!

 また、ROG Allyは同社の「Flow X13」などが対応する、同社の独自規格で接続する外付けGPUボックスの「ROG XG Mobile」が接続できる。それにより、高性能なゲーミングデスクトップPC並みの性能でゲームが楽しめる。

 ちなみにROG XG Mobileには、NVIDIA「GeForce RTX 4090」を搭載するモデルと、AMD「Radeon RX 6850M XT」を搭載するモデルの2種類が用意されている。どちらもPCIe 3,0×4接続に対応し、ROG Allyへの供給にも対応する。

ROG XG MobileはGPU性能を高めるだけでなく、HDMI2.1出力、DisplayPort1,4出力、LANポート、USB 3.2 Gen2 Type-A×3、USB 3.2 Gen2 Type-Cに、SDカードリーダー(UHS-II)が利用できるハブにもなる。ディスプレーやマウス、キーボードを接続してデスクトップPCのように使える

※USB Type-Cを有しているのは、NVIDIA「GeForce RTX 4090」搭載モデルでAMD「Radeon RX 6850M XT」搭載モデルはUSB Type-Aが4つになる

ROG XG Mobileは内蔵するGPU違いで2種類用意されている

 ROG Allyは、今までASUSのROGブランドが培ってきた技術をふんだんに使っている点も特長だ。発表会会場には、分解されたものも置かれていたが、Steam Deckがシングルファンのところ、デュアルファンを備えてCPUの冷却を行なっている。

 宅内で利用する際は、給電しながら高い性能を発揮できるが、やはりハンドヘルドという持ち運びも可能な可搬性を考慮するなら、バッテリー駆動時間も気になるところ。同社によるバッテリー駆動は、動作再生やクラウドゲームプレイで約6.8時間、重いゲームをプレイすると約2時間くらいとのこと。

競合他社の製品も重いゲームなら2時間持てば良い方なので、高い性能とサイズの割に軽いことを考えれば優秀な方だろう

 さらに、熱でヒートパイプ内の液体が気化すると、パイプ内の多孔質の毛細管力により水を引き寄せ、システムを冷却する「アンチグラビティヒートパイプ」を採用。これにより、効率的な冷却を実現するという。

アンチグラビティヒートパイプの構造

デュアルファンの場合は、シングルファンよりも当然冷えるとしている

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