「ROG Ally」は6月14日発売で10万9800円!ASUSの発表会で明らかになったその性能と機能とは?
手にフィットするエルゴノミックデザインを採用
ROG Allyはさまざまなユーザーが使うことを想定した、手にフィットするエルゴノミックデザインになっている。また、本機には背面にマクロボタンが備わっているが、手で握った際にこのボタンに触れないような配置になっているという。
インターフェースはROG XG Mobileを接続するポートと、そのコンボポートにもなっているUSB Type-C、マイクロSDカードスロットに、3.5mmコンボオーディオジャックと少なめ。USB Type-A接続の周辺機器やHDMI入力のディスプレーなどに接続する場合はハブが必要になるため、BlueTooth接続の周辺機器があると便利だろう。
ゲーム機型のハンドヘルドPCには、スライド式のキーボードを備えている製品もあるが、ROG Allyのようにキーボードを標準搭載していない製品の場合は、スクリーンキーボードなどが必要になる。キーボードのショートカットで呼び出せる機能も手早く使えないので、ゲームをプレイするのに便利な機能を備えた独自アプリを搭載している製品も増えている。
ASUSは同社のゲーミングPCなどにプリインストールされ、ROGゲーミング製品を管理する「Armoury Crate」といったアプリがある。ROG Allyでは、その「Armoury Crate」がプリインストールされていて、ボタンひとつで呼び出してゲームライブラリからインストールしたゲームをすぐに起動したり、いろいろ便利な機能を呼び出せる「コマンドセンター」の編集などが行なえる。
搭載するCPU「Ryzen Z1 Extream」は、AMDがハンドヘルド向けに開発した最新CPUで、演算性能の理論値は8.6TFLOPSと、10.3TFLOPSであるPlayStaiton 5など、4K高画質のゲームプレイも想定した次世代機よりは劣るものの、非常に高い性能を有している。
実際に人気のFPSなどが十分遊べる指標である30fps以上で動作し、設定次第では60fps以上と快適に動作するとしている。