1日5分の社員教育サービス「kokoroe」、ChatGPT連携で問題作成を自動化
株式会社hitocolorは2023年5月8日、社員教育サービス「kokoroe」において、ChatGPTとのAPI連携により、企業独自の問題を自動生成する機能の提供を開始する。基本料金は月額1アカウント300円(10アカウントから)、ChatGPT API連携料金は月額1万円。
「kokoroe」はこれまでの人的リソースが必須となる教育研修ではなく、システム活用による教育の自動化を実現し、効率的かつ効果的な教育環境を図るサービス。
今回開始するChatGPTとのAPI連携により、手作業で行っていた問題作成が自動生成でき、効率的に教育を進めることが可能となる。企業理念やクレド、業務マニュアルなど、問題のベースとなる資料フォーマットに入力するだけで、入力された文章をもとにAIが1問約20秒で問題を生成する。
問題の自動生成の手順は、まず業務マニュアルなど問題のベースとなる文章を用意する(2023年4月25日時点で取り込み可能なデータは文章のみ)。管理者画面の問題作成から自動生成のフォーマットを開き、「問題タイトル」、「回答種別」、「作成ソース」などの項目を入力。入力した内容にもとづき、1問あたり約20秒でAIが問題を作成する。
問題の解答種別は「単一選択」、「複数選択」、「穴埋め」の3種類から選択可能で、内容にあわせて適切な問題を生成できるという。
「kokoroe」は繰り返し学習によって知識の定着を促進する仕様となっている。5分のテスト受講で知識を定着させ、社員の負担を軽減しながら、長期的な知識習得を図る。
今後「kokoroe」はBtoBだけではなく、BtoCへの展開も検討中だという。社会全体の知識量の底上げを目標とし、小中学生への無償提供や、専門分野を手軽に学べる環境の提供などを通して、社会貢献につなげたいとしている。