中小企業に向け社員見守りサービス「ichi-watch」提供開始
屋内位置情報サービス「Beacapp Here」を提供する株式会社ビーキャップは2023年4月20日、中小企業向け屋内位置情報サービス「ichi-watch」の提供を開始。「現場にやさしい社員見守りサービス」として、社員のオフィス出社状況や在宅勤務状況を可視化する。月額利用料金(ビーコン設置エリア最大20ヵ所まで。年間契約)は基本利用料5500円と、利用ユーザー1人あたり550円(利用ユーザー数最大50名まで。年間契約)。初期導入費は無料。
「ichi-watch」は、社員のオフィス出社状況や在宅勤務状況を可視化し共有することで、現場のコミュニケーションを円滑にし、オフィスワークとリモートワークを組み合わせた「ハイブリットワーク」に適した職場コミュニケーション活性化やBCP(事業継続計画)対策を可能とする社員見守りサービス。
「ichi-watch」のUIUXでは、「出社状況がひと目でわかるオフィス自動チェクイン機能」「宅勤務者もすぐにわかる在宅勤務管理機能」「社員の個性がわかるプロフィール機能」の機能を備える。はじめて利用するユーザーにもわかりやすく、直感的な操作ができるよう設計したという。
「オフィス内のどこにいるか」を表示するオフィス画面は、申し込み時に任意のエリアアイコンと「会議室」や「リラックススペース」といったエリア名称を登録することで、導入企業の環境に対応した画面を用意できる仕様だ。
ビーキャップは2018年から本格的にビーコンサービスの提供を開始。オフィスの可視化や現場の行動データを収集することで、大手企業を中心に生産性向上などに活用されている。近年、中小企業でもハイブリッドワークを採用する企業が増える一方、社内コミュニケーションの機会確保に課題をもつ社員が増加。コミュニケーションの希薄化が生産性低下に影響し、社員の状況の把握・見守りが経営課題のひとつになっていることが「ichi-watch」提供の背景にあるという。