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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第88回

【今月の自作PCレシピ】Apex Legendsを240Hzで遊びたい! arkスタッフがいま欲しいレシピはコレ

2023年04月15日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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GPUキャッシュが効くRadeonを組み合わせ

 CPUのプラットフォームは、ゲームに特化した3D V-Chacheを搭載した「Ryzen 7000X3D」シリーズに期待して、AMD Socket AM5を選択している。ただ、価格と入手性の面から、CPUにはハイエンドGPUと組み合わせてもボトルネックになることが少ない8コア/16スレッドCPU「Ryzen 7 7700X」を組み合わせている。価格がこなれてきたタイミングで、「Ryzen 7 7800X3D」などへのアップグレードを視野に入れている形だ。

 AMDはCPUソケットの規格をインテルほど頻繁に変更しないのもポイント。「Ryzen 7000X3D」シリーズだけでなく、次世代のCPUにも対応できる可能性が高い。

8コア/16スレッドCPUの「Ryzen 7 7700X」

 そしてビデオカードには、AMDの最新ハイエンドGPUとなるRadeon RX 7900 XTを選択している。磯田さんは「いま自分は、Radeon一択です!(ボソッと3年後は手のひらを返しているかも)」とのこと。その理由は、GeForceよりも、GPU内のキャッシュ容量(Infinity Cache)が多く、今回ターゲットとなるフルHD解像度での240Hzゲーミングでフレームレートが伸びやすいからだという。

Radeon RX 7900 XT搭載ビデオカードのSAPPHIRE「PULSE Radeon RX 7900 XT GAMING OC 20GB GDDR6」

SAPPHIRE独自形状のファンブレードで、高エアフローを可能にする「Tri-X」クーラーを採用する

コストを抑えたB650Eマザーボード

 マザーボードはSocket AM5を、コストを抑えて導入できるAMD B650Eチップセットを採用したASRock「B650E PG Riptide WiFi」を選んでいる。マザーボード上にLEDギミックは備えていないが、14+2+1フェーズの堅牢電源回路をはじめ、PCIe5.0対応M.2スロットや、大型のM.2ヒートシンク、2.5ギガビット、Wi-Fi6など、スペック面は十分だ。

AMD B650Eチップセットを採用するASRock「B650E PG Riptide WiFi」

マザーボード上にLEDギミックは備えないが、ブルーのアクセントがカッコいい

 メモリーは、オーバークロックメモリーの鉄板メーカーとなるG.SkillのDDR5-6000 CL36駆動品を選択。容量はゲーミングに十分な16GB×2枚の32GBを選択している。大型CPUクーラーと干渉しない全高33mmのロープロファイルタイプのアルミヒートスプレッダを採用しているのもポイントだ。

G.Skill「F5-6000J3636F16GX2-RS5K」。Ripjaws S5シリーズ独自デザインのアルミヒートスプレッダを採用する

 簡易水冷が主流になっているCPUクーラーだが、磯田さんは静音性を重視して低速回転で高風量を生む2基の140mmファンと、ツインヒートシンクを備えるNoctuaの大型空冷クーラー「NH-D15 chromax.black」を組み合わせている。パーツ全体をLEDのないシックなブラックでコーディネートしているのも磯田さんのこだわりだ。

最強空冷CPUクーラーのひとつであるNoctua「NH-D15 chromax.black」。1万3000円前後と高価だが、冷却性能と静音性は抜群だ

2つのヒートシンクブロックを2基の140mmファンでサンドイッチしている

140mmファンはメモリーと干渉しやすいが、組み合わせたG.Skill「Ripjaws S5」シリーズは、全高33mmなので大丈夫

 SSDは、Samsung「980 PRO」の2TBになる。1世代前になるが、最速クラスのPCIe4.0 NVMe SSDのひとつで、2TBで2万3980円と、かなりお買い得になっている。

コスパ優秀になっているSamsung「980 PRO」シリーズ。1世代前のモデルだが最大リードは7000MB/sと高速だ

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