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サイドパネルやフィルターの取り外しも簡単、メンテナンス性も向上

モダン設計で渋い、カッコいい! 機構も進化したLEVEL∞ミニタワーPCをじっくり見る

2023年04月20日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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WQHDでグラフィックス品質重視や、フルHDでフレームレート重視など、さまざまな遊び方に対応できる性能

 最後に、ゲーム系ベンチマークや実際のゲームタイトルを用いて、LEVEL-M77M-137-SAXのゲーミング性能を検証していこう。今回は少し重めのリッチグラフィックス系ベンチマークとして「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、人気FPSタイトルとして「Apex Legends」でのプレイ中のフレームレート計測を実施した。

 いずれも画面解像度は1920×1080ドット(フルHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)の3パターン分計測を行っている。Apex Legendsのフレームレート計測には「CapFrameX」というアプリを使用。平均フレームレートの他にデータ全体を100分割して最小値から1%の数値を「min(1%)」とし、これを最小フレームレートの代わりに記載している。

 まずはFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの計測結果から。画面設定は「高品質」「フルスクリーン」を選択している。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークの計測結果

 スコアーはフルHDが11868で“とても快適”、WQHDが8802で“快適”、4Kは5058で“やや快適”という評価となった。FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークのスコアーは、平均フレームレートの約100倍の値が出るといわれているので、フルHDでは平均118fps、WQHDでは平均88fps、4Kでは平均50fpsとなるだろうか。

 RTX 3060 Tiのターゲットどおり、フルHDやWQHDでは平均60fps以上の滑らかなプレイが可能だが、4Kでは平均60fpsを下回り少し動きの滑らかさが足りないものになるという結果となった。

 グラフィックス品質がウリのFINAL FANTASY XVのような3Dアクションゲームはできるだけ高解像度で楽しみたいが、LEVEL-M77M-137-SAXであればWQHDで十分スムーズなプレイが可能だろう。

 続いてApex Legendsでは、グラフィック設定でアンチエイリアスを「TSAA」に、そのほかすべてのオプションを最高の状態とした「最高設定」と、テクスチャストリーミング「高(4GB)」、テクスチャフィルタ「異方性x4」、モデルディテール「高」にして、残りのオプションは全て「低」または「無効」とした「競技設定」の2パターンの画質設定を用意した。

 射撃訓練場で特定のルートを移動したのちに「バンガロール」の「スモークランチャー」を射出して煙がなくなるまで待機。という一連の動きに対してのフレームレートを計測している。

Apex Legendsのフレームレート計測結果

 まず最高設定ではフルHDとWQHDで平均100fpsを超え、比較的スムーズなゲームプレイが可能だった。4Kではmin(1%)が60fpsを割り込んでいるものの、ほぼほぼ60fps以上は出ているのでプレイ自体に支障が出るほどではない。が、やはり、スクリーンショット撮影目的などの特殊な事情を除けば4K最高設定でのプレイは、ちょっと無理がある領域かもしれない。

 一方で「競技設定」の場合は一気にフレームレートが向上し、高性能ゲーミングディスプレーと組み合わせてガチなゲームプレイにも堪え得るフレームレートを叩き出している。フルHDの場合はApex Legendsの仕様上の最大フレームレート300fpsに張り付いている時間も長かった。ただ競技設定でも4Kになるとガクンとフレームレートが落ちる傾向にあるようだ。

 これらの傾向からApex Legendsは、フルHD/240HzやWQHD/165Hzといったゲーミングディスプレーとの組み合わせがオススメだ。

長年使い続けたい“コレ!”という1台を探している人にオススメのLEVEL-M77M-137-SAX

 飽きの来ないシックでシンプルなデザイン、高い冷却性と拡張性、メンテナンス性のよさといった特徴が相まって、新生LEVEL∞M-Classは長年使い続けたいと思わせるゲーミングパソコンに仕上がっている。

 また、LEVEL-M77M-137-SAXが搭載するCore i7-13700は現行アッパーミドルレンジに位置する強力なCPUで、当面はCPUの性能不足を感じることなく一線級として活躍してくれるはずだ。

 そしてGPUのRTX 3060 Tiは1世代前のモデルながらフルHD~WQHDであればまだ十分な性能を持っている。フルHDやWQHDの高リフレッシュレートゲーミングディスプレーとの組み合わせもピッタリだろう。

 またCPUのCore i7-13700はもっと上位のGPUと組み合わせてもバランスの取れる性能を持っており、PCケースの方もさらに巨大なビデオカードを搭載することが可能。もし将来GPU性能に不安が出てきた場合でも、GPUのアップグレードで延命することは十分可能と思われる。

 そういった点からも、長年使い続けたいゲーミングパソコンを探している人にオススメしたい1台だ。

(提供:ユニットコム)

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