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サイドパネルやフィルターの取り外しも簡単、メンテナンス性も向上

モダン設計で渋い、カッコいい! 機構も進化したLEVEL∞ミニタワーPCをじっくり見る

2023年04月20日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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工具がいらないサイドパネルでメンテ&拡張が楽
ストレージ拡張で大容量構成も

 続いてLEVEL-M77M-137-SAXのPCケース内部も確認していこう。PCケースのサイドパネルは上辺2か所を指で回せるローレットネジで留められており、ネジを緩めてサイドパネルを外しパソコン内部へアクセスする。サイドパネルのネジは完全に抜き切らなくても開く構造になっておりネジをなくす心配がないのもうれしい配慮だ。

 PCケース内部のレイアウトは、筐体下側に電源シュラウドを持つ標準的なミニタワーPCケースといったもので、ケーブル裏配線にもしっかり対応。ビデオカード用のホルダーも備えイマドキのPCケース設計といった感じだ。

 LEVEL-M77M-137-SAXの冷却性に関して、今回試用した機種はカスタマイズで選択可能な水冷式CPUクーラーを搭載したモデルでフロント側に240mmラジエーターを搭載していた。水冷CPUクーラーへの対応は旧モデルからの大きな改良点で、より高性能なCPUも搭載可能となった。

 ラジエーター周りのパーツクリアランスも確保されて十分なエアフロー空間があることを確認できる。吸気ファンには水冷ラジエーターの120mm×2、排気ファンには背面120mm×1と天面120mm×2の、合計5基のケースファンで効率的なエアフローを構成している。

LEVEL-M77M-137-SAXのPCケース内部。新モデルとなって水冷CPUクーラーの搭載が可能に。通常はRTX 3070以上で搭載される、頑丈そうなビデオカード用ホルダーも目を引く

フロント側に240mmラジエーターを搭載可能

背面と天面に排気用ケースファンを装備

 ストレージ拡張ベイは、マザーボード裏面側のサイドパネルを開けてアクセスする。電源シュラウド内に3.5インチ/2.5インチ兼用トレーを備えた2基のストレージ拡張ベイと、マザーボードベース裏面に2基のマウント型2.5インチ拡張ベイを装備し、最大でHDD×2基とSSD×2基を内蔵可能。高い拡張性を備えている。

マザーボード裏面側。裏配線がまとめられている。ストレージ拡張ベイへのアクセスはこちら側からできる

電源シュラウド部分にトレーで脱着可能な3.5インチ/2.5インチ兼用ストレージ拡張ベイがある

マザーボードベース裏面にはマウント型2.5インチ拡張ベイも

 マザーボードは「インテル B760 チップセット」搭載のMicro ATXマザーボードを採用。システムメモリーは「DDR5 SDRAM」が用いられている。GeForce RTX 3060 Ti搭載のビデオカードは、ビデオカード用ホルダーでガッチリと保持されており、PCケース自体は最大300mm長のビデオカードに対応しているので、スペース的にはまだまだ余裕のある状態だ。

GeForce RTX 3060 Tiビデオカードはそれほど大きくはない。通常RTX 4070 Ti 以上のビデオカードを搭載する場合はカードホルダーが付くので、大型でもがっちり補強される

 なお、今回は試作機となるため、RTX 3060 Tiでもホルダーが搭載されているが、実際はRTX 4070 Ti 以上のモデルのみホルダーが付属し、それ以下のビデオカードでは付属しないので注意が必要だ。とはいえ、GeForce RTX 4070 Ti 以下のビデオカードはそこまで重いモデルもないので、ホルダーは必要ないともいえる。

 また電源ユニットは80PLUS BRONZE認証の700W ATX電源を搭載。Core i7-13700とRTX 3060 Tiを余裕で駆動できる電源容量が確保されている。

700W ATX電源を標準搭載

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