ホワイトを基調としたサイドフロータイプのCPUクーラー
「Hyper 212 Halo White Sakura Limited Edition」は、12cm角ファンを備えたサイドフローのCPUクーラーだ。ヒートシンクやヒートパイプ、CPUと接触するプレートは白、そしてファンのフレームもホワイトで合わせている。実売価格は7500円前後だ。
ヒートシンクの上部カバーには、Sakura Limited Editionを象徴する麻の葉文様と桜の花びらを散らし、非常に美しい。現状、ここまでホワイトにこだわったパーツは自作市場でも珍しく、MasterBox 520 Mesh Sakura Limited Editionと組み合わせることで見た目のインパクトがさらにアップすることは間違いない。
高さは15.4cmとサイドフロータイプとしてはスタンダードなサイズであり、ほとんどのミドルタワーケースで利用できる。ヒートシンクの幅がやや狭いナロータイプなので、LEDが組み込まれた背の高いメモリーと組み合わせても干渉は発生しにくいだろう。LGA1700やAM5といった最新のCPUソケットにも対応しており、さまざまなプラットフォームで自由に利用できる。
電源を入れると、ファンのブレード全体に光が広がるほか、フレーム部分にリング状の発光領域が設けられている。LEDの発光素子はうまく隠されており、柔らかい光のグラデーションが周りのパーツをふんわりと照らす様が非常に美しかった。
桜色の本格キーボード見参
キースイッチに赤軸を採用
利用環境そのものをSakura Limited Editionで彩るという意味では、今回発売されたキーボードやマウス、マウスパッドの役割は大きい。まずはキーボードの「CK721 SAKURA LIMITED EDITION」を紹介したい。これは、ゲーミングキーボード「CK721」をベースにしたテンキーレスのキーボードで、ワイヤレス接続と有線接続の両方に対応する。実売価格は1万8000円前後。
シリーズの特徴である桜色をベースに、ホワイトと濃いピンク色を効果的に使うことで、春らしい色合いを表現している。ウェブサイト上で見るよりも実物ははるかに美しく、全体的に落ち着いた色合いで高級感がある。
アルマイト処理されたフレームはサラッとひんやりとして質感に優れており、シルバーの縁取りがデザインのアクセントになっている。同じく桜色の柔らかいパームレストを同梱しており、組み合わせて使うとさらに雰囲気が増す。
ゲーミングキーボードをベースにしているだけに、キースイッチもこだわっている。試用したのは赤軸の「Linear」モデルで、押下圧が45gのメカニカルキーだ。押し込んだ後の戻りが強く、軽く軽快にタイプしていけるので高速タイプでも追従性がいい。
キートップの遊びはほとんどなく、指先を乗せていてもゆらいで不快に感じることもないなど、高級キーボードらしいていねいな作りが好印象だ。
インタフェースは、Type-Cポートとケーブルを利用した有線接続のほか、2.4GHz無線接続とBluetoothのワイヤレス接続に対応。PCだけではなくスマートフォンやタブレットにも接続できる。お気に入りのキーボードを、複数のデバイスのテキスト入力に利用できるのは便利だろう。