ChatGPT搭載AIコーチが日報にコメントや回答、「リフレクト」
株式会社リフレクトは2023年3月7日、新規採用者の職場への順応を図る「オンボーディング」を進める振り返りラーニングツール「リフレクト」に、対話向け大規模言語モデル「ChatGPT」を活用した「AIコーチ(リフレクこ)」を搭載。「AIコーチ」によるコメントやアドバイスによる指導で職場のコミュニケーション向上を図る。「リフレクト」利用料金は1ユーザーごとに1100円(1ヵ月間無料)。
「リフレクト」は、日々を内省(リフレクション)して思考を深め、仕事上で行動を改善するためのツール。「リフレクト」上で、上司、同僚とともに新人はAIへ問いかけを行い、どのような質問をすれば良いかを学べる。「AIコーチ」は日報での日々の振り返り内容について、自動で励ましや、共感、コメント、アドバイス、問いかけを行う。
従来、日報は上司や先輩社員からのコメントなどによって指導、スキルアップが図られていたが、現在はリモートワークの増加などにより、直接的な指導の機会が減少している。「リフレクト」の「AIコーチ」機能を使うことで、リモートワークでもスキルアップを促進できるという。
リフレクトによると、AI導入後、1人あたり利用分数は週15分程度だったものが、30分以上と2倍に増加。1人あたりコメント数は、週あたり1人平均1回であったが、4回に増加したという。
AIがチームに参加し、毎回の振り返りに対して何かコメントをすることで、新たな会話が生まれ、結果的にチーム全体のコミュニケーション量が増えているとしている。
AIからの良い回答は、クリップを行うことで一元管理が可能だ。クリップした回答は、記憶の定着を図るため、1週間後以降にリマインド表示をする。振り返りによる課題の言語化を行った後、気になる点についてAIコーチに確認もできる。