ノーコードで製品マスタを構築。製造業向け開発プラットフォーム「PRISM」
「PRISM」は中堅規模の加工組立型製造業向けのノーコード型製品開発プラットフォーム。ブラウザだけで利用でき、初心者でも簡単に理解できるシンプルな操作性と、自由度が高いデータ設計能力などを特徴とする。BOM(Bill of Material、部品表)管理や図面管理、原価管理など製品開発に必要な製品データベースをプログラミング不要で、簡単に構築できるクラウドサービスだ。データの編集、閲覧が必要な部門に適切にアクセス管理を行える。
複雑なBOMのバージョン管理やドキュメントの一元管理、ノーコードでのカスタマイズなどを実現し、システムの運用コスト低減を図る。
これまでこのようなシステムを構築するためには半年から数年程度の開発期間が必要であったが、「PRISM」の活用により、数ヵ月から内容によっては数日で利用開始が可能になるという。企業規模に応じた柔軟な料金体系で提供を行う。
「PRISM(プリズム)」を開発・提供する株式会社Thingsは2023年3月15日、プレシリーズAラウンドで総額2.2億円の資金調達を実施したと発表。「PRISM」正式版の開発を加速する。
「PRISM」正式版の提供開始は2023年5月に予定しているが、製造業のIT支出が拡大する昨今、Thingsは顧客の課題解決のために開発加速が急務であると考え、今回の調達に至ったとしている。