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ランサムウェア対策でアライドテレシスとVeeamが連携、バックアップデータを自動でオフラインに

2023年03月07日 20時00分更新

文● ASCII

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 アライドテレシスは、同社が提供しているランサムウェア被害からバックアップデータを守るサービス、「Net.ProAT-Offline Manager」とVeeamのデータのバックアップ・復元・管理が一つになったソリューション「Veeam Backup & Replication」との連携を発表した。ランサムウェアからのデータ保護ソリューションとしてより強化しサービスの拡充を行なった。

 ランサムウェアは、データを暗号化され身代金を支払ったとしてもデータ復旧が保障されない場合があり、バックアップデータも暗号化されると復旧対応が長期化し、事業の停止も余儀なくされ、最悪の場合は事業の存続にも影響を及ぼす。これらを背景に、更なるサービス拡充を図るため、世界で多くの実績と信頼を獲得しているVeeamと連携したという。

 Veeam Backup & Replicationは、クラウド、仮想、物理、NASなどデータも高速、安全にバックアップでき、大規模な復元も瞬時に行なえる。また、ポータブルなデータ形式でクラウドやプラットフォームをまたいだ復元もできる。ランサムウェアなどのマルウェアによるバックアップファイルの改変・削除を防止する「書き換え防止(オブジェクトロック)」でデータ保護を強固にしている。

 Net.ProAT-Offline Managerは、一般的なバックアップ構成だと保管先が常時オンラインに接続状態にある、バックアップ環境のオフライン/オンラインの接続状態をネットワーク制御で自動化。バックアップ取得中以外は攻撃の対象とならないオフライン状態を保ち、データを安全に保管する。

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