PLATEAU×スノードームがグランプリ!PLATEAU AWARD 2022結果発表
グランプリはPLATEAU × スノードーム『snow city』
2020年度からスタートした国交省の3D都市モデル整備プロジェクト「PLATEAU」。当初より開発者をサポートするハンズオン、ハッカソンイベントが行われてきたが、「PLATEAU AWARD 2022」が初開催された。
PLATEAUの3D都市モデルを活用した新たなアプリケーションやコンテンツ、エクスペリエンスを実現する作品を対象にしたもので、70作品がエントリー。そこから一次審査を経て、ファイナルに残った17チームが最終プレゼンに進んだ。
初回のグランプリに輝いたのはシマエナガチーム『snow city』。実在の街をスノードームの中に入れてしまおうという作品。実装された世界観の作り込み、ビジネス展開につながる可能性が評価された形だ。
snow city
https://snow-city.vercel.app/
その他、イノベーション賞は位置情報と空間情報にもとに立体音響を生成する『PLATONE プラトーン』(ORSHOLITS Alex氏)。エモーション賞は、マルチプレイ対応VRAR連動アプリ『VARAEMON』(きっポジ@KITPOSITION氏)。データ活用賞は『情報加算器』(HollowByte合同会社米田将氏)、UI/UXデザイン賞に『snow city』(シマエナガ)、PLATEAU賞は『PLATEAU Window』(PLATEAU Window's)がそれぞれ受賞した。
また、審査委員長の川田十夢氏(AR三兄弟)によって急遽用意された「マッドデータサイエンティスト賞」を『PLATEAU Tools』(株式会社大林組 上田博嗣氏)が受賞した。
PLATEAUのプロジェクトを統括する内山裕弥氏(国土交通省)は、70もの作品から17作品へ、さらにその中から各賞を選出することが非常に難しかったという。それだけクオリティの高い作品が集まったということで、当初10作品をファイナルに残す予定が17作品となったことからも伺える。いずれの作品も今後の展開に期待したい。
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