シンガポール発グローバル人材採用サービス「Multiplier」、日本ローンチ
Multiplier Technologies Pte Ltdは2023年1月26日、海外の人材の雇用や管理(給与計算・国際送金)を可能にするデジタルプラットフォーム「Multiplier」の日本でのサービスの提供を開始した。現地法人を設立する必要がなく、各国の法令を遵守しながら、グローバル市場で優秀な人材を、より簡単でコストを抑えてリモート採用できる。
従来、海外における雇用や法人の立ち上げにあたっては、労働法など制度の調査・理解に手間がかかるほか、法人設立や雇用契約書の作成にあたって弁護士やコンサルタント費用が発生するなど雇用関連コストがかかる。現地で拠点を設立する負担は大きい。
Multiplierは世界中に法人を保有しており、150カ国以上にわたって、グローバルな人材をそれぞれの国のコンプライアンスに則って雇用できる。利用者の代わりに雇用責任などのリスクを引き受け、海外雇用における事務作業を効率化する。
「Multiplier」は正社員やパートタイムの雇用、プロジェクトベースでの有期雇用を含めた、さまざまな雇用形態に対応。現地の労働法や税務ルールに準拠した福利厚生や保険を適用でき、ユーロ、ドル、ペソ、円、どの通貨で従業員に給与を支払う場合でも、その国の通貨で給与計算を簡単に設定・実行できるという。また、従業員のシフトや勤務時間、経費の概要を把握することができ、プラットフォームで一元管理することができる。