99.4%天然バイオマス、植物由来成分の生分解性樹脂の農具が発売
環境、エネルギー分野向け技術を研究開発するGSアライアンス株式会社は2023年2月2日、99.4%天然バイオマスで、植物由来成分の生分解性樹脂で作った農具「植物由来生分解性マルチキーパー」の販売を開始。バイオマスはエネルギーや物質に再生可能な動植物から生まれた有機性の資源。価格は100本入り6000円など。
「植物由来生分解性マルチキーパー」は、GSアライアンスが開発する天然バイオマス系生分解性樹脂を用いて作られた。用途は、農業用マルチフィルムを地面に固定する際や、各種のシート、ネット、フィルムの地面、畑、農場への固定だ。
マルチキーパーは、現在、石油由来のプラスチックが主に用いられており、毎シーズンの農作物収穫後にマルチキーパーを回収しないと畑で細かい片となっていき、マイクロプラスチックの原因にもなるという。「植物由来生分解性マルチキーパー」は、こうしたプラスチック汚染を緩和させる一助になりえるとしている。
「植物由来生分解性マルチキーパー」はGSアライアンスのホームページと楽天市場にて「Nano Sakura」の標品名で販売される。