静岡ななや、抹茶を使ったチョコレートとNFTアートを同時発売
丸七製茶株式会社は2023年2月1日、2021年度全国茶品評会で品質が満点を獲得した世界最高品質とされる原料茶葉100%の抹茶を使用したチョコレートと、挽きたての抹茶を1億500万画素で撮影、デジタル化したNFTアートの販売を開始した。
抹茶チョコレートは7枚入り、5500円。直営店およびネットショップ「TEA ARTISAN CRAFTED」で予約販売する。店頭では直営店舗「ななや」各店にて期間、数量100箱限定で販売。NFTアートは初回限定版7枚をNFTマーケットプレイス「OpenSea」で販売する。
抹茶チョコレートで使用している茶葉は2021年度の「全国茶品評会」において茶葉の外観、香気、水色、滋味のすべての項目で最高評価の満点を獲得し、日本一の最高品質として農林水産大臣賞を受賞した。この茶葉を100%使用した抹茶を使用しているという。市販すればキロ単価100万円を超すとされる抹茶を多くの人が楽しめるよう、チョコレートとして販売するに至ったという。
品評会では茶葉の色調、浸出液、湯から立ち上がる香り、口内に広がる味わいの4つのポイントを審査する。丸七製茶は、芸術品ともいえる茶葉の緑色をアートとして残すために作品化に挑戦したとしている。デジタルアート化にあたり、2009年に「Newsweek」誌が選定する「世界で尊敬される100人」に選ばれた、たかはしじゅんいち氏に撮影を依頼。挽きたての抹茶を1億500万画素という最高レベルの品質で撮影。デジタル化するうえでデバイスの違いによる色調の差異などを配慮し、配色を追求した「P3」でデータ化したという。今夏には茶園の写真とともにデラックス版も限定で販売を予定している。