Twitterは1月25日、Web版Twitterを開いた際のタイムライン表示設定を変更。ブラウザーでタイムラインを開いた際、「おすすめ」「フォロー中」のうち前回開いていた方をデフォルトで表示するようになる。
iOSとAndroidに対しても、近日中にこの設定変更が反映される。
「おすすめ」表示のデフォルト化に一部のユーザーが反発
Twitterのタイムライン表示には、Twitterのシステムがユーザーに合わせて表示内容を変える「おすすめ」と、フォロー中のアカウントのツイートを時系列に沿って表示する「フォロー中」の2種類がある。
ユーザーは使い方に合わせて好きな方を選択できるが、1月11日に実施された機能追加で時系列を無視した「おすすめ」がデフォルトとなってしまい、「フォロー中」を使っていたユーザーから反発の声が挙がっていた。
これを受け、1月21日には同社のCEOイーロンマスク氏がこの問題を改善するとツイート。今回、機能として実装された格好だ。
サードパーティ製アプリの排除も不満拡大の原因か?
ユーザーの不満の声が大きくなったのは、ほぼ同じタイミングでサードパーティー製Twitterアプリの多くが利用不能になり、多くのユーザーが公式アプリやブラウザー版への乗り換えを余儀なくされたことも影響しているとみられる。
サードパーティー製アプリではタイムラインの表示が時系列順となっているため、それに慣れていたユーザーは公式の「おすすめ」表示に違和感を抱きやすい。
使い慣れたアプリが突然使えなくなり、仕方なく乗り換えた先では時系列表示をデフォルトにできないとくれば、ユーザー側の不満が高まるのは至極当然のことだろう。
「おすすめ」表示のデフォルト化とサードパーティ製アプリの禁止は、Twitter社に広告収入の増加をもたらす可能性があったが、前者が撤回されたことで少なくとも半分は失敗したことになる。
Twitter社の収益改善はまだまだ道半ばだ。