SaaS連携データベース「Yoom」、インボイス制度対応を効率化
Yoom株式会社は2023年1月23日、業務を自動化するSaaS連携データベース「Yoom(ユーム)」において、10月1日から導入されるインボイス制度(適格請求書等保存方式)に必要な適格請求書発行事業者の登録番号や事業者処理区分などの情報の自動取得を開始した。取得した情報の格納も自動で行う。
通常は「適格請求書発行事業者公表サイト」から手動で公表情報の検索や取得を行う必要があるが、「Yoom」の利用により、こうした作業をAPI経由で自動化できる。国税庁が提供する適格請求書発行事業者公表システムのWeb-APIとの連携を行い、適格請求書発行事業者の情報収集が可能となった。
「Yoom」はさまざまなSaaSを連携したデータベースをノーコードで作成。SaaS間のハブとなって社内に散在している情報を自動集約し、日々の業務を自動化する。社内の情報を1つのデータベースに集約し、SaaSを用いた業務を自動化することで、人にしかできない仕事に集中する時間を生み出す。例えば、「kintone」、「Googleドライブ」、「Chatwork」などSaaS系サービスや社内システムなどの操作の自動化や、「Google Sheets」などで作成したひな形をもとに見積書や申込書などの書類を自動作成、PDF化などを行う。2021年8月のベータ版開始から1年で中小企業など1300社以上が利用している。