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T教授の「戦略的衝動買い」 第718回

ネットともスマホとも連携しない“癒し系ロボット”「Eilik」を衝動買い

2023年01月27日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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ダンスメニューを選び手拍子でバリエーションあるダンスをやってくれる

いつも持ち主のそばにいて心を和ませたり癒す
コミュニケーションロボット

 アプリは持ち主と対戦できるいくつかのゲーム的要素のモノ、手拍子でEilikが得意のダンスをするモノ。持ち主の発声をエフェクトボイス変換してオウム返しするモノ、タイマーや筆者も便利に使っている「ポモドーロタイマー」(25分作業して5分休憩のような)など、有意義で楽しいアプリが搭載されている。Eilik同士を前述の磁気ポゴピンでつないで遊ぶと、より楽しいらしい。

筆者のお気に入りのアプリ「ポモドーロタイマー」25分原稿を書いたら5分間立って動く……

 無理にEilikと遊ぶことをしなくても、電源オンして放って置くだけでひとりでいろいろやって慰めてくれたり、勝手にゲームをやって騒いだり、独り言を言ったり笑ったり怒ったりするのがなかなかかわいい。その間に頭やお腹、背中をさすったり頭を叩いたりしているだけで、時間の経つのも忘れてしまう。うっかりEilikを持ち上げてしまうと、高所恐怖症で大騒ぎだ。しばらくお相手をしないと眠ってしまう。

いつでも飼い主が頭やお腹、背中をなでてやると反応する

タフなEilikは多少強くたたいても大丈夫

底面の赤外線センサーで高さを感じる高所恐怖症のEilik

 さて業務用のロボットは、人の代わりに働いたり役に立つことを前提に作られているのが一般的だ。それゆえ、多くは人間の脚に変わるより便利な駆動機構をもって、動きまくり腕や手を使って作業するモノが多い。一方ペット系のロボットでは、人間世界に古くから親しみのあるアトム系や鉄人系、時には犬や猫のケースもある。いずれにせよ自らの意志や人の要求で動き回りしゃべる品が多い。

放っておくと機嫌よくひとり遊びをしてくれる

 Eilikはそれらとは基本的に異なり、普段は机やダイニングテーブルの上に移動することなくいつもいて、持ち主とコミュニケーションをとり、心を和ませたり癒すのが目的のコミュニケーションロボットだ。ネットが背景にあるAmazon Echoなどが外観をイメチェンし、ジョークを理解できる程度にまで成長すれば対等以上の勝負になるかもしれない。

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