ソフツーのAI電話取次サービス「ミライAI」、代表電話を無人対応できる機能を開始
株式会社ソフツーは2023年1月11日、AI電話取次サービス「ミライAI」において、担当者氏名転送が可能な「代表電話代行窓口(担当者指名転送)シナリオ」を2022年12月21日に提供開始したと発表。担当者氏名転送により、AIがコンシェルジュのように一次対応することで、代表電話の無人対応を可能にする。
「ミライAI」はAI技術を活用して、かかってきた電話に対して音声での自動応答をし、相手の情報を音声またはテキストで共有する電話対応AIソリューション。
社内のさまざまな従業員宛てにかかってくる代表電話においては、取り次ぎによる伝達ミスや伝達漏れのほか、電話対応で業務をさえぎられて集中できないといった問題が生じることがある。このような課題に対して「ミライAI」では、導入による代表電話の無人化でコア業務への専念を図る。
今回開始した「代表電話代行窓口(担当者指名転送)シナリオ」の流れは、まず「ミライAI」が入電に対して自動応答し、呼び出したい担当者名をヒアリングする。次に「ミライAI」が呼び出し先の担当者に対応の可否を確認。対応する場合は、担当者に入電を転送。対応しない場合は、「ミライAI」が相手側に折り返し連絡する旨を伝え、折り返し先と用件をヒアリングする、というフローだ。
「ミライAI」がヒアリングした折り返し先と用件は、自動でテキスト変換され、連携するメールまたはチャットで担当者に送られる。用件を留守番電話で確認する手間がなく、目視で折り返し先と用件を確認できるため、判断が迅速にできる仕様だ。会話フロー(シナリオ)は日時により切り替え設定が可能で、業務時間に合わせてAIの対応方法を変更できる。
「同一苗字の人が複数在籍している場合の判別対応」も可能だ。同じ苗字の従業員が複数在籍している場合、追加でヒアリングを行い、該当する担当者へ転送する。追加のヒアリング項目は、ユーザーが自身で設定できる。
「営業時間の設定」機能では、業務時間に合わせて、自動で対応する会話フロー(シナリオ)を変更可能。営業時間内は「代表電話代行窓口(担当者指名転送)シナリオ」で必要に応じて自動で電話を取り次ぎ、営業時間外は「折り返しシナリオ」により、すべて折り返し対応にできる。営業時間外でもヒアリングした用件はメールやチャットで送信されるため留守番電話を聞く必要がなく、翌営業日の対応時間の短縮につながるとしている。転送先として設定が可能な番号は携帯電話や固定電話などの外線電話番号で、IP-PBXなど利用の内線転送も対応は要相談となっている。