オーディオストック、NFTマーケットプレイス「OpenSea」で音楽作品をライセンス販売
株式会社オーディオストックは2022年12月14日、ブロックチェーン技術を活用したNFTの事業に参入することを発表した。音楽作品の使用ライセンスをNFT化して「Music License NFT」として販売する。
オーディオストックでは「音楽を生み出す人をハッピーにする」というビジョンのもと、音楽クリエイターが創った音楽作品をストックミュージックサービス「Audiostock」を通して販売・配信を行っている。「Audiostock」で販売中の音楽作品数は80万点以上で、映画やテレビ、YouTube、ゲームなどさまざまなシーンで使われているという。
同社では音楽作品の使用ライセンスをNFT化し、「Music License NFT」として販売を開始。「Music License NFT」を販売することで、ブロックチェーン上に購入者と権利者の記録が残り、双方にとって権利情報が明確な状態になる。また、権利情報が明確になることで、第三者による不正利用を防ぐことができる。
第一弾として「Audiostock」で活躍中の音楽クリエイターと同社が共同制作した3つの音楽作品の「Music License NFT」を、2022年12月14日から世界最大規模のNFTマーケットプレイス「OpenSea」で販売開始した。作品名は「天女の羽衣(Celestial Robe)」、「鼓動(Kodo)」、「Deep Unkai」。3作品とも海外でニーズの高い「和風」の楽曲で、和楽器の生演奏を収録して制作。「日本の伝統」と「自然」、「色どり」を楽曲とアートワークの両方で表現したという。
「Music License NFT」を購入できる人数は各作品につき1人までとなっており、購入者は音楽作品をアプリやゲーム、動画など、「Audiostock」の利用規約内で多様なコンテンツに利用できる。また、音楽クリエイターは、作品が「OpenSea」で購入された際、「Audiostock」を通して収益を受け取れる仕組みになっている。